「減塩の目標値」はバラバラ 減塩みそに減塩バターと、塩はとかく悪者扱いされ、塩を減らすのが健康的だと信じられています。厚生労働省も長年にわたって、塩を減らせといいつづけてきました。 これは世界共通の事情で、世界保健機関(WHO)からも減塩をすすめるガイドラインが出ています。 それぞれの言い分によると、塩で血圧が上がり、血圧が上がると心筋梗塞こうそくや脳卒中になり、早死にしてしまう。そういうお話になっています。 ところがこのお話、よく見るといろんなところがおかしいのです。 たとえば、減塩の目標値があまりに厳しいうえに、人によってぜんぜん違っています。 厚生労働省は成人男性で1日7.5g、女性で6.5gとしています(注1)。WHOの目標は5gです(注2)。 アメリカのデューク大学のウォルター・ケンプナーという人がおおぜいの患者にやらせていた食事療法では、なんと0.35gでした(注3)。 注1
![「減塩で健康に」はウソである…医療界が隠す「塩分をたっぷり食べる日本人が長生き」という不都合な真実 99.4%の人は血圧を下げても下げなくても同じ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3d9965be652228a2fe4b41075aac71f2ac4dc865/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2Fa%2F1200wm%2Fimg_fa88cba9a91738d8ed841171b5ce7a451005581.jpg)