日本慢性期医療協会(日慢協)は13日、これまでに輩出した看護師特定行為研修の修了者119人を対象にしたアンケートで、特定行為を実施する上での問題点として「医師の理解が得られていない」といった回答があったことを明らかにした。【越浦麻美】 2018年9月末で修了する5期生を含めると、日慢協が輩出した看護師特定行為研修の修了者は約150人。日慢協は、4期生までの119人を対象に、18年7月から1カ月間にどのような特定行為を実施したのかなどの調査をした。 特定行為を実施する上での問題点や課題を聞いたところ、▽医師の理解が得られていない▽患者や家族に特定行為自体を拒否される▽医師が常時いるため、病院での特定行為の必要性を感じない▽特定行為と診療報酬の整合性を明確にしてほしい―などの回答があった。 15年10月にスタートした「特定行為に係る看護師の研修制度」は、呼吸器や栄養などに関する特定行為の研修を