2004年7月19日、フランスのEyzies-de-Tayacにある先史博物館に展示されたネアンデルタール人の父子の再現模型。(c)AFP/PATRICK BERNARD 【1月1日 AFP】現生人類の起源については、150年以上前から激しい議論が行われてきた。現在の定説では、現生人類はアフリカから移住し、欧州で暮らしていたより原始的なネアンデルタール人を圧倒した、あるいは彼らと交雑したとされている。しかし、現生人類は約2万8000年前に謎の絶滅を遂げたネアンデルタール人から進化したという理論を支持する研究が発表される。 2日発行の米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)速報版に掲載される研究によれば、大規模な気候変動の痕跡が後者の説を支持するという。 カナダ・ケベック(Quebec)州にあるラバル大