前回は、1Gから10G時代への移行にあたり、ネットワークインタフェースをどのように選択すべきか解説しました。 ネットワークの帯域を拡張しようとする場合、さまざまな手法がありますが、そのうちの1つが、「リンクアグリゲーション」を利用した段階的な移行です。この機能は、複数の回線を仮想的に1本に見せる技術です。これにより、帯域幅の小さい回線を複数束ねて1本の太い回線として利用することが可能となります。 「エンジニアが語るアラクサラの技術」第3回では、アラクサラのAXシリーズにおけるリンクアグリゲーションをご紹介します。 今回の語り手は、製品開発本部の鈴木正史です。 Q:最近、社内のネットワークの利用率が高くなったので、帯域を拡張したいと考えています。でも、いきなり10Gを入れるのはどうなのか、迷っているのですが… 鈴木:最近ではビデオ会議やIP電話が普及し、インターネットを利用したインタラ