一昔前にはやった言葉にヤマアラシのジレンマってものがあった 『ヤマアラシのジレンマ』とは「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマ。寒空にいる2匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、針が刺さるので近づけないという、ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの寓話による。 ヤマアラシ - Wikipedia 要は、「寂しいから近づきたい、けど、相手を傷つけてしまうし自分も傷ついてしまう、だから近づけない」という理屈。エヴァンゲリヲンの中でも、登場していた。当時、思春期から青年期くらいの自分にとってはすごく都合のいい言葉だった。努力してもどうしようもない部分が人間関係にはあって、自分は努力しているんだけど、どうにもならないんだって。 血を流しながら抱擁を 確かにこの言葉は、ある意味で人間関係をうまくあらわしている。人類皆兄弟、だれでも分かり合える、なんてことは、2