総務省は12日、国民に1人10万円を配る特別定額給付金について、10日までに対象者の38.5%に当たる約4910万人に給付したと発表した。給付率は5日時点の30.2%(約3850万人)から8.3ポイント伸びた。 給付金は原則、市区町村が世帯主の金融機関口座に家族分を振り込む。世帯単位で見ると、10日までに給付を終えたのは全体の35.9%に当たる約2101万世帯。 全市区町村のうち北海道猿払村を除く1740市区町村で、郵送またはオンライン申請に基づく給付が始まっている。総務省の担当者は「給付は着実に進んでいるが、完了時期はまだ見通せない」と説明している。