神奈川県の箱根山では、11日も火山性の地震が100回を超えるなど、活発な火山活動が続いています。気象庁は、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。 11日は体に揺れを感じる地震は観測されていませんが、神奈川県温泉地学研究所の観測では規模の小さい火山性の地震は11日は午前11時までに100回以上観測され、先月下旬からの回数は2000回を超えています。 また、先月下旬からは大涌谷付近を中心に山が膨らむ傾向を示す地殻変動も観測されています。 気象庁は、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な水蒸気噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出し、噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。 菅官房長官は午前の記者会見で、「政府としては、引き