別名:乾式キャスク、乾式金属キャスク、乾式容器、使用済燃料乾式貯蔵容器 「使用済み核燃料」を中間貯蔵する際に用いられる容器、または、その容器を用いた使用済み核燃料の保管方法。「使用済み核燃料プール」(貯蔵プール)による保存の代替手法として利用される。 ドライキャスクは、鋼鉄やコンクリートなどで作られる。これで使用済み核燃料を密閉し、「ドライキャスク保管施設」(ドライキャスクストレージ)内で空冷保管される。水を使用しないため、扱いが比較的容易であるという利点がある。ドライキャスクの手法により、おおよそ100年程度の保管が可能といわれている。 ドライキャスクは中間貯蔵の手法であり、一定期間保管された後には、六ヶ所再処理工場などのような再処理工場へ輸送されるか、またはフィンランドの「オンカロ」のような最終処分施設に埋設処理される。ただし、2011年現在、日本にはまだ最終処分を行う施設はない。 東