庭でのびる雑草たちをむしる。ひたすらむしる。盛土で造成された土地だから、土はやせていて、粘土質でわるい。けど雑草はたくましく、生えまくる。 きりがない。またどうせ生えてくる。時間の無駄な気もしてくる。コンクリートにしてたら、こんなことしなくてもいいのに。さぞかし、楽だろうなぁ。 でも、土でいいと思っている。コンクリはお金がかかるというのもあるけど、建物は一度できちゃったら変化しないから、時間とともに大きくなったり、生命を感じて循環するものがあったほうが楽しめそうだ。子どもたちが大きくなって、父と距離を置きたいとおもったときも、家でゴロゴロしてるのをうざがられるより、庭いじりしてたほうがまだいい。 雑草を根こそぎ抜くと、小さな草でも、根っこは太く、身を支えるべくぶわっと広がっていて、土の上よりも大きかったりする。ズルズルズルって大地と縁を切ってやった手応えが気持ちよい。でもこれって少し破壊的