サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、1次リーグC組の日本がギリシャと対戦する北東部ナタルのドゥナス競技場を視察した国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務総長は28日、同競技場の準備が遅れていることに「時間との戦いだ」と、深刻な懸念を表明した。 バルク事務総長はツイッターで、開幕まで2週間と迫る中、いまだに観客席が設置中のスタジアムの写真を掲載。大会に間に合わせるために「全ての関係者の努力が必要だ」と強調した。 ドゥナス競技場では1月、ルセフ大統領やバルク事務総長らが出席して完成式典が行われたが、その後も工事が続いている。同競技場での最初の試合は6月13日のメキシコ対カメルーンで、日本戦は同19日。(時事)