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ブックマーク / www.ma.ccnw.ne.jp (1)

  • 詭弁術の考察

    詭弁の誕生 詭弁がいつ生まれたかと言われれば、きっと人類が言語を使い始めたときなのでしょうが、西洋において「詭弁」という単語が生まれたのは古代ギリシアの時代のことです。紀元前6世紀後半アテナイなどの都市国家(ポリス)では民主制政治が登場しました。民主制政治ではほとんどの市民が政治に参加することが可能となりました。しかし、ペロポネソス戦争(紀元前431年~紀元前404年)の頃になると、雄弁を用いて市民を扇動する政治家(デマゴーグ)が現れ、政治を動かすようになります。こうした風潮のもとで、政治を支配しようする者はソフィストと呼ばれる人に大金を払い、弁論術を学びました。ソフィストという語は「詭弁家」という意味で使われますが、もともとは純粋に「知者」という意味でした。知者は教師になり「教師」という意味が加わり、その教師は議論や説得の方法を説き、時に相手をうまく相手を言いくるめる方法を教えました。こ

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