東京商工リサーチ盛岡支店は4日、10月の県内企業倒産(負債額1千万円以上)がゼロだったと発表した。単月の倒産がなかったのは1966年8月以来、54年2カ月ぶり。新型コロナウイルス対策に伴う資金繰り支援や需要喚起策が一定の効果を上げる半面、多くの企業は業績回復に至っておらず倒産リスクは依然高い。 コロナ禍に見舞われた本年度上半期(4~9月)の倒産は、月1~6件で推移。中小企業に対する資金繰り支援や政府の観光支援事業「Go To トラベル」などの効果もあり、例年同様に1桁台にとどまった。
東京商工リサーチ盛岡支店は4日、10月の県内企業倒産(負債額1千万円以上)がゼロだったと発表した。単月の倒産がなかったのは1966年8月以来、54年2カ月ぶり。新型コロナウイルス対策に伴う資金繰り支援や需要喚起策が一定の効果を上げる半面、多くの企業は業績回復に至っておらず倒産リスクは依然高い。 コロナ禍に見舞われた本年度上半期(4~9月)の倒産は、月1~6件で推移。中小企業に対する資金繰り支援や政府の観光支援事業「Go To トラベル」などの効果もあり、例年同様に1桁台にとどまった。
学生寮への「アベノマスク」はたった2枚-。新型コロナウイルスの感染防止へ政府が全戸配布する布マスクが県内にも届いているが、大勢の学生が共同生活をする学生寮に届いたのは2枚だけだった。「1住所当たり2枚ずつ」の政府方針があり、申請すれば追加配布されるとはいえ、寮生は「どう使えばいいの」と苦笑いする。 5月末、盛岡市中野の県立大盛岡短期大学部ひめかみ寮に布マスクが届いた。ところが2枚入り1袋のみで、38人の寮生に配られることなく寮母が保管する。寮長で同大学部国際文化学科2年の女子学生は「全員に行き渡らず全く意味がない」と眉をひそめる。 同市厨川の盛岡大学生会館にもマスク2枚が届いた。「304人に対し2枚というのは首をひねってしまう。せっかく税金を使っているのに」と平野寛館長。使い道は決まっていない。
県内の金融機関は、キャッシュカードを狙った特殊詐欺被害を防ぐため、高齢者の1日当たりの利用限度額を引き下げることを検討している。県警と防犯団体の要請に応じたもので、岩手銀行は金額を見直す方向。県警によると、県内ではカードをだまし取られ、現金を引き出される「詐欺盗」の認知が増えており、協力して資産を守る。 県警と県金融機関防犯協会連合会(会長・田口幸雄岩手銀頭取)は4月24日付で、県内の19金融機関に、高齢者の1日当たり利用限度額を引き下げるよう求めた。同連合会によると、限度額は50万円または100万円と設定されている。一般的な限度額を100万円とする岩手銀は要請に応じる方針。北日本銀、東北銀は検討中だ。 県内では今年、詐欺盗が多発している。県警によると、特殊詐欺全体の認知件数は4月末現在、計20件(前年同期比7件増)あり、そのうち詐欺盗が14件(同9件増)を占める。既に昨年1年間の計17件
岩手県には山がたくさんあります。次の山から「活火山」を四つ選びましょう。 (ア)岩手山(いわてさん)(八幡平市、滝沢市、雫石町) (イ)早池峰山(はやちねさん)(花巻市、遠野市、宮古市) (ウ)和賀岳(わがだけ)(西和賀町、秋田県) (エ)月山(がっさん)(宮古市) (オ)六角牛山(ろっこうしさん)(遠野市) (カ)焼石岳(やけいしだけ)(奥州市) (キ)栗駒山(くりこまやま)(一関市、宮城県) (ク)五葉山(ごようざん)(大船渡市、釜石市、住田町) (ケ)安家森(あっかもり)(岩泉町) (コ)南昌山(なんしょうざん)(矢巾町、雫石町) (サ)八幡平(はちまんたい)(八幡平市、秋田県) (シ)室根山(むろねさん)(一関市) (ス)氷上山(ひかみさん)(陸前高田市、大船渡市) (セ)秋田駒ケ岳(あきたこまがたけ)(雫石町、秋田県) (ソ)折爪岳(おりづめだけ)(二戸市、軽米町、九戸村)
県内の公立図書館が警察から任意捜査で利用者の情報を求められたら、提供するのか、拒否するのか―。岩手日報社の調査によると、今後照会依頼があった場合、県立図書館と全33市町村中22市町村の公立図書館が「提供しない」とした一方、北上、葛巻の2市町は「提供する」、花巻市など9市町村が「状況に応じて判断する」と回答した。全国的に提供する例が増加する中、憲法が保障する「内心の自由」を守ろうとする図書館側と捜査機関のせめぎ合いが続いている。 盛岡市の県立図書館(小田島正明館長)は、個人情報保護条例や日本図書館協会の「図書館の自由に関する宣言」などを根拠に、「提供しない」と回答。そもそも貸し出し履歴などを記録しないシステムとし、情報管理を徹底している。 「提供しない」と回答した22市町村の公立図書館も、同宣言や同条例のほか、地方公務員法の守秘義務などを根拠に挙げた。大船渡市立図書館の金野優子館長は「どのよ
三陸鉄道(中村一郎社長)は25日、盛岡市内で取締役会を開き、8064万円の当期損失となる2018年度決算見通しを報告した。19年3月23日のJR山田線宮古-釜石間の移管に向けた経費増などで損失は17年度実績から5007万円拡大。3年連続の単年度赤字を見込む。 収入は17年度実績比3158万円減の3億2017万円。このうち柱の運賃収入は観光利用減少などにより、同748万円減の2億4909万円。支出は山田線移管に向けた人件費増などで、同1億380万円増の6億8773万円となる見通しだ。 特別利益は同22億4900万円増の26億3241万円、特別損失は同21億6527万円増の23億4329万円で、ともに大幅増。山田線移管に伴う県からの交付金約19億円や自治体からの補助金などを見込み、新車両8両の購入費などに充てる。
雫石町長山岩手山の住宅やペンションなど35軒に水道を供給するイーテックジャパン(仙台市青葉区)が、住民に新たな料金負担をしなければ水を供給しないと通知し、地域が混乱している。同社は経営悪化を理由に、井戸水をくみ上げるポンプの電気料金負担を住民に求める。生活に不可欠な水の危機に住民は困惑。国会では自治体の民間委託を可能にする改正水道法が成立したが、民間業者の対応が波紋を広げる。 同社は8日、同町長山岩手山の現地管理事務所で説明会を開催。非公開で住民約20人が参加した。 参加した住民によると、同社の担当者は▽経営悪化で東北電力に支払う水源ポンプの電気料金9、10月分を滞納中で住民に負担を求める▽支払わなければ17日に水道供給を停止▽今後も水道料に電気料を上乗せする-などを説明した。 同社の担当は岩手日報社の取材に対し「応じられない」としている。
議員辞職に伴う雫石町議補選(欠員1)は2新人が出馬しているが、告示から3日たった25日現在、両氏は街頭演説を行わず、有権者の判断材料は選挙公報やポスターなどに限られている。28日の投開票日が迫る中、町内に「顔の見えない」選挙運動への戸惑いが広がっている。 町議補選には届け出順に、同町繋の農業細川祐弘氏(62)と、同町長山の自営業宮嶋浩二氏(57)が立候補。両氏は選挙カーを使用せず、自転車で町内を回り活動している。 細川氏は選挙公報などへの顔写真や経歴の掲載を拒否。ポスターにも顔写真はなく、新渡戸稲造の言葉や町政課題への対応策などを記した。「当選が目的ではない。町民にはポスターの内容を理解してもらい支持する町議に伝えてもらえればそれでいい」と話す。 宮嶋氏は「自身の公約に、議会改革として『お金のかからない選挙の実践』を掲げている以上、やらなければならない」と、シンプルなポスターを自作。「粗い
台風10号による豪雨で、岩泉町にある鍾乳洞「龍泉洞」が被害に遭ったことが2日、分かった。地底湖の水があふれて内部の通路が冠水し、入り口から噴き出している。日本三大鍾乳洞の一つとされ、国指定の天然記念物。再開の見通しは立っていない。 事務所によると、台風による雨が激しくなる前の8月30日午前から地底湖の水位が上がり、洞内の通路が水没。31日早朝、入り口から水が噴き出しているのを確認した。30日から休業しており、けが人はいない。 過去にも大雨で水があふれたことはあるが、今回はこれまでにない量だという。三上薫所長は「内部の被害はまだ確認できていない。再開には時間がかかる」と話す。 【写真=地底湖の水があふれ、入り口から水が噴き出している龍泉洞=2日午前、岩泉町】
久慈市小久慈町の約9千万年前の白亜紀後期の地層から、肉食恐竜の歯の化石が県内で初めて見つかった。全長2、3メートルの小型の獣脚類とみられ、鳥類に近いデイノニコサウルス類の可能性がある。調査に携わる早稲田大の平山廉教授(59)=古生物学=は「生物の多様性が明らかになった」と今後に期待を込める。 化石は二つに割れた状態で見つかり、長さ20ミリ、幅5ミリ、厚さ最大3ミリ。平山教授は、薄くてナイフ状に曲がった形状から肉食恐竜と特定した。 一般的な肉食恐竜の歯に見られるのこぎり状のギザギザがないのが特徴で、同様の小型歯化石の発見は国内では福井県に次ぐ2例目。北米でも見つかっているが研究は進んでいない。 化石は同市小久慈町の久慈琥珀(こはく)博物館で15日~5月31日に公開する。 【写真(右)=肉食恐竜の獣脚類のイメージ画(久慈琥珀博物館提供)】 【写真(左)=見つかった肉食恐竜の歯の化石(目盛りは1
岩手労働局(久古谷敏行局長)は16日、過重労働による過労死など健康障害の防止に向けた2014年度監督指導結果を公表し、対象の全252事業所のうち半数を超える134事業所で、違法な時間外労働が確認された。時間外労働時間が一番長い労働者が「過労死ライン」とされる1カ月100時間超働いていたのは37事業所で、最高は196時間。過労死は全国的に社会問題化しており、経営者の適切な対応が求められている。 監督指導は事前情報などに基づき、長時間労働が懸念される事業所に抜き打ちで実施。年度単位の結果は初めて公表した。 違法な時間外労働とは、労働基準法に基づく時間外労働の労使協定を結んでいなかったり、労働時間が協定を超えていたケース。該当の134事業所のうち最長労働者の時間外労働が1カ月150時間超だったのは5事業所あった。業種別の事業所数は製造業40、商業33、保健衛生業15、建設業10など。最高の196
盛岡市のヒノヤタクシー(大野尚彦社長)は3日、無線LAN「WiFi(ワイファイ)」搭載タクシーの運行を開始した。移動中に無料でインターネットへの接続が可能で、同社によると全国初の取り組み。普通車タクシー全90台に導入し、岩手国体で訪れる選手や関係者、増加する外国人観光客も含めた乗客の利便性を高める。 同社は、タクシー無線をデジタルIP無線配車システムに変更する際に、同市内5営業所に配車されている車両に無線LANも搭載した。 乗客はスマートフォンやノートパソコンなどで、動画やファイルのダウンロードなど大容量のインターネットを無料で利用できる。車両には後部座席窓ガラスに無線LANを搭載を示すステッカーを貼った。 【写真=無線LAN「WiFi」搭載を示すステッカーを貼った車両】
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