六ケ所再処理工場の直下に未知の活断層が存在する可能性がある−という渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)らの研究グループの指摘が波紋を広げている。「事業者の日本原燃の調査は、変動地形学的な研究手法=メモ参照=を適切に活用していない。私の立場は原発反対ではないが、安全性を確保するために、より厳密な再調査を」と渡辺教授は訴える。一方の日本原燃は「変動地形学的な手法も採り入れ、可能な限りの調査を行ったが、そのような活断層は存在しない」と主張する。議論のポイントはどこか、両者の主張はどう食い違っているのかを整理してみた。(編集委員・櫛引素夫) <渡辺教授東洋大ら>1つの面が変形/逆断層、たわみ生む 議論の出発点は、「下末吉(しもすえよし)面」と呼ばれる、約十二万年前から十三万年前に形成された海岸段丘面=メモ参照=だ。六ケ所村一帯では、その上に、約十一万五千−十一万二千年前に噴火した北海道・洞爺火
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