亜熱帯の海に育つ海藻・海ブドウ養殖の研究で、LED(発光ダイオード)の白と青色は蛍光灯の半分以下の電力で同程度の栽培効果があることが、阿南高専(阿南市見能林町)の研究で分かった。今後、より明るい高輝度LEDを使い、生育に最適な明るさと色の組み合わせを調べることにしている。 研究しているのは、構造設計工学専攻の藤田太郎さん(21)と高田幸司さん(21)、電気・制御システム工学専攻の椎崎良輔さん(23)の三人。 海ブドウは、水温の低い本州では温度管理できる海水槽で育てられる。光合成のために一定以上の光も必要で、通常は蛍光灯を使用する。 三人は、蛍光灯の代わりに省電力のLEDを活用できないかと昨年十二月から調査。以前阿南市内の大潟漁協で阿南高専と海ブドウを共同研究していた耒代(きただい)勇樹さん(30)=漁協職員、鹿児島県在住=にメールなどでアドバイスも受けている。 実験は、目張