大量の施工不良があった東御市本海野の千曲川護岸の災害復旧工事について、国土交通省北陸地方整備局は12日、6月上旬の復旧工事完了予定が同月下旬にずれ込むと発表した。利用する予定だった古いコンクリート製の護岸に亀裂が見つかったため。 2019年の台風19号災害で被災した護岸の復旧工事で、コンクリート…

大量の施工不良があった東御市本海野の千曲川護岸の災害復旧工事について、国土交通省北陸地方整備局は12日、6月上旬の復旧工事完了予定が同月下旬にずれ込むと発表した。利用する予定だった古いコンクリート製の護岸に亀裂が見つかったため。 2019年の台風19号災害で被災した護岸の復旧工事で、コンクリート…
立憲民主党の羽田雄一郎氏の死去に伴う4月8日告示、25日投開票の参院県区補欠選挙(欠員1)で、羽田氏の後援会「千曲会」の幹部らが6日、長野市の同党県連事務所を訪れ、雄一郎氏の実弟で新人の羽田次郎氏(51)を擁立するよう要請した。立民県連が近く擁立を正式決定し、次郎氏は今月中に同党公認で出馬を表明す…
県は2日、新型コロナウイルスの新たな感染者が相次ぐ北信広域圏(中野市、飯山市、下高井郡3町村、下水内郡栄村)について、感染拡大状況を6段階で示す独自の感染警戒レベルを「3」から「4」に引き上げ、特別警報を出した。阿部守一知事は、家庭や職場で感染が拡大しており、接待を伴う飲食店などから広がったこれま…
30年以上、古墳とされてきたが実は…。諏訪郡下諏訪町社の「ふじ塚古墳」が、経文を記した石を埋納した中近世の経塚だったことが30日、県埋蔵文化財センター(長野市)の発掘調査で分かった。周辺には古墳時代後期の円墳が点在、1986(昭和61)年時点で町は古墳と見なしていた。今回、手のひらサイズの平たい石に1字ずつ経文が書かれた「経石」がまとまって出土。富士山を望める立地から、富士山信仰との関わりも指摘されている。 直径約10メートルの円形の盛り土で、諏訪湖を見下ろす標高約830メートルにある。国道20号下諏訪岡谷バイパス建設に伴いセンターが9月から調査。経石は出たが、古墳の痕跡や古墳時代の遺物は出ていない。 センターによると、一緒に見つかった陶磁器のかけらなどから、戦国時代から江戸時代に築かれたとみられる。1733(享保18)年に高島藩の5代藩主、諏訪忠林(ただとき)(1703〜70年)が領内を
県は28日、上田市、千曲市、茅野市、埴科郡坂城町、小県郡長和町の10〜70代の男女19人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも27日に陽性が判明し、1日当たりの感染確認がこれまで最多だった8月23日の11人を大きく上回った。県内の感染確認は累計219人となった。 うち上田市在住は12人で、70代自営業男性、40代自営業従業員女性、70代無職男性、60代自営業従業員女性、20代男子大学生5人、20代女子大学生、20代会社員男性、60代自営業女性。千曲市在住は3人で、30代会社員男性、50代自営業従業員女性、50代自営業従業員男性。茅野市在住は50代自営業男性と10代男子高校生。あとの2人は坂城町の50代会社員女性と長和町の20代医療従事者男性。 (8月28日)
新型コロナウイルスの感染拡大によるバス会社の経営悪化で、長野―飯田間、長野―松本間といった県内高速バス路線の運行が苦境に陥っている。これまで県内と首都圏などを結ぶ高速バスの収益で県内路線の赤字をカバーしてきたが、その「稼ぎ頭」の収益が激減。南北に広い県内の移動を支えてきた交通機関の維持に向け、アルピコ交通(松本市)は26日、公設民営化による支援を県に求めると明らかにした。 同社は県内で、長野市と飯田市を結ぶ「みすずハイウェイバス」(信南交通、伊那バスと共同運行)と、長野市と松本市を結ぶ「長野―松本線」を運行。通勤通学の利用が多いものの、以前から年間を通じて赤字が続いている。県内と首都圏や関西圏を結ぶ高速バスの収益で、県内の高速バスや路線バスの赤字を埋め合わせる収益構造だった。 しかし、同社によると、県内路線と県内外の路線を合わせた高速バス事業の本年度の売上高は、前年度の11%にとどまる見通
県内で今年に発生した山岳遭難事故で、遭難者の年代別で例年は最多となる60代以上の割合が減り、40〜50代が半数近くを占めていることが25日、分かった。年間を通じ40〜50代の割合が60代以上を上回れば、少なくとも過去10年間で初めて。新型コロナウイルスの影響で高齢者が登山を控える一方、中年が体力を過信し、テント泊などの重装備でレベルの高い登山を志向している可能性を専門家は指摘している。 県警山岳安全対策課によると、今年1月1日〜8月23日の遭難者数は115人。年代別では、40〜50代が最多の54人(47%)で半数近くを占め、次いで60代以上の36人(31・3%)、20〜30代が25人(21・7%)だった=グラフ。 昨年1年間を見ると、遭難者290人のうち最多は60代以上の124人(42・8%)で、40〜50代は108人(37・2%)、20〜30代は53人(18・3%)、19歳以下は5人(1
国内で2カ所しか自生が確認されていないコケ類「ヤチゼニゴケ」が大町市内の水路で見つかった。植物研究に取り組む北安曇郡松川村の吉富政宣さん(51)が7月に確認し、専門家が鑑定。福島県、宮城県に次ぐ3カ所目で、最も南の確認地となった。吉富さんはオンラインで開催する日本鮮苔類学会で9月5日に発表する。 吉富さんによると、ヤチゼニゴケは、民家の庭や周辺に生えるゼニゴケの仲間。表面に濃い黒い線が見られるのが特徴で、冷水が流れる多湿な環境に自生する。国内の自生地では福島県の尾瀬ケ原で2015年に60年ぶりに、19年には宮城県栗駒山で確認されているだけという。 7月12日、名古屋市の友人と大町市内を散策した際、緑地内の水路のU字溝に見たことのないコケが張り付いているのを発見。友人がツイッターで情報提供を呼び掛け、希少なヤチゼニゴケではないかとの情報が寄せられた。 吉富さんが個体を採取して顕微鏡で調べ、コ
22日の県内は寒気の影響で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雷雨や、突風が吹いた場所があった。佐久広域連合消防本部によると、同日午後5時半すぎ、小諸市柏木で「畑で男女2人が倒れ、意識や呼吸がない」との119番通報があった。小諸署によると、2人とも佐久市内の病院に搬送され、意識不明の状態で手当てを受けている。同署は落雷事故とみて調べている。 同署によると、2人は外国籍の30代の男女で、当時は複数人で畑で苗の植え付け作業をしていた。体に落雷を受けたとみられるやけどの痕があるという。 現場は佐久浅間農協の集出荷所北西の畑の中。同消防本部によると、2人が倒れているのを関係者が見つけ、通報した。2人は現場から集出荷所まで運ばれ、そこから救急車で病院に搬送された。 現場近くの40代男性は、この日午後5時半前後は激しい雨の中、大きな雷の音が鳴り響き、窓越しに稲妻が走るのを目撃。「すごい音、すごい光で
「でかいなあ。こんな石がなぜここにあるのか」―。長野市箱清水の城山公園で、県信濃美術館本館の建設工事中に発見された巨石が、地元の地質研究者の興味を引いている。巨石は三つで、いずれも安山岩。直径2メートル、高さ1・5メートル程度、推定7〜8トンはある。現地を訪れて石を調べた信州大教育学部の竹下欣宏准教授(43)=地質学=らは「過去に裾花川の大規模な洪水で運ばれたのではないか」と推測している。 巨石は地面を掘削中、地下6メートル付近で見つかった。研究者らが知ったのは6月19日付の本紙朝刊文化面。この巨石を使ったアートプロジェクトが紹介されたのがきっかけという。 竹下さんや長野市戸隠地質化石博物館の学芸員、田辺智隆さん(58)らは7月中旬、美術館の許可を得て巨石を見に行った。角が取れて丸く、一緒に掘り出された土の中にも直径50センチ程度の丸い石がたくさんあったため、川で運ばれてきたと推測する。
職員1人の新型コロナウイルス感染が20日に確認された長野銀行小諸支店(小諸市)で23日午前1時10分ごろ、警備会社の装置が異常を感知し、正面入り口横の窓ガラス1枚が割れているのが見つかった。店内にはコンクリート片があった。小諸署は器物損壊事件として、職員の感染との関連も視野に捜査している。 割れたのは幅約1・4メートル、高さ約2・3メートルの強化ガラスで、大人の腹から胸の高さに約30センチ四方の穴が開いた。関係者によると、見つかったコンクリ片は先端が鋭利で、窓の付近に転がっていた。長野銀行によると、異常を感知した23日午前1時すぎは無人で、金品に被害はなかった。 同行は20日、小諸支店に勤務する20代男性職員が新型コロナに感染したと発表。21日は臨時休業にして店内を消毒し、消毒作業完了を受けて22日に営業を再開していた。 (7月24日)
16日に松本市の信州大付属松本中学校理科室で出火し、39歳と41歳の男性教諭2人が顔や腕に軽いやけどを負った火災について、信州大広報室は23日、市内の大学本部で記者会見し、2人がエタノール消毒液を再利用しようと蒸留していたところ、気化したエタノールが漏れて引火したと明らかにした。 消毒液は新型コロナウイルス感染防止用に校内で保管していたが、入れていた金属製容器がさびたため変色し、教諭らが「捨てるのがもったいない」と考えたという。広報室は火災直後、授業の準備中だったとしていたが、誤った説明だったと陳謝した。 教諭2人は16日午前9時前、ゴム栓の付いたフラスコに変色した消毒液を入れ、カセットこんろで熱し始めた。フラスコの口に付いたゴム栓が何らかの原因で外れ、気化したエタノールが漏れたらしい。 理科室に生徒はいなかったが、生徒460人余りが校庭に避難。広報室は「関係者と近隣の皆さまにご迷惑とご心
新型コロナウイルス対策で中小企業に最大200万円を支給する国の「持続化給付金」事業で、申請手続きを支援するため県内16カ所に開設された申請サポート会場の業務を担う「持続化給付金申請サポート事務局」について、複数の担当者が持つ名刺に記された東京都内の住所には事務局がないことが8日、信濃毎日新聞の取材で分かった。電話取材にも実態や受委託の関係を答えていない。事業を担当する中小企業庁も取材に詳細を明らかにしていない。 県内各地の会場で業務を担うスタッフらの名刺は、いずれも同一の体裁で「持続化給付金申請サポート事務局」とある。郵便番号は都内のもので、所在地は「中央区八重洲」、東京駅近くの「ビル3階」と記してある。 8日午後、本紙記者がこのビル3階を訪ねたが、事務局はなかった。3階に入居する会社に聞くと「当社は関係ありません」。周辺の二つの「別館」も訪ねたが、事務局は確認できなかった。 名刺に記され
岡山市に拠点を置くバス愛好家グループが7日、和田バス(長和町)の観光バスを貸し切り利用し、県内の観光地を巡った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が低迷するバス会社を、少しでも応援しようとの試み。長野県は昨年、台風19号で大きな被害を受けたこともあり、最初の行き先に選んだという。 愛好家グループ「クラブバスフォーラム」代表で、バス会社のコンサルタントを務める同市の小西亨さん(62)が発案。この日は愛媛県の知人の男性と2人で、1日12万円余で貸し切ったバスに塩尻市から乗り込み、諏訪地方の霧ケ峰高原や長野市の善光寺などで観光を楽しんだ。 正午近くには和田バス本社で記念撮影。小西さんは、この日乗った同社のバス「アルプス37」の後部にあるラウンジ席やシャンデリアの装飾などに触れ、「バブル期の豪華な観光バスを象徴する1台。現役の車体は希少」と興奮気味だった。一部行程に同乗した同社の相馬靖子社長(
新型コロナウイルスの感染予防で外出の自粛が進む中、家庭で遊べるボードゲームやプラモデルの需要が東信の玩具店で高まっている。臨時休校中の子どもと一緒に遊んだり、テレワークの社会人が余暇の時間に楽しんだりと用途はさまざま。大型連休中も需要は一層高まりそうだ。 「人生ゲーム、ジェンガ、オセロなどが人気。特定の商品は入荷待ち」。上田市の上田駅前にある玩具や雑貨などの「八幡屋本店」では、3月から家族向けのゲームを購入する客が増えた。「レゴブロック」も売れ筋の一つ。子どもが長い時間遊べるよう構造が複雑で、完成すると無線操縦できる1万円以上の商品を買う親も少なくないという。 同店によると、特にボードゲーム「人生ゲーム」は、数あるシリーズの中でも昔ながらの標準モデルが人気。全国的に品薄とみられ、インターネットでは定価の3倍で売られている例もある。 佐久市中込の玩具店「おもちゃ箱」では、飛行機やトラックなど
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