2012年02月08日19:00 カテゴリ囲碁 現在の日本棋院ルールのわけのわからなさ 「池田敏雄氏の囲碁ルール試案の紹介」にも書いたように、ぼくは池田囲碁ルール試案 (英語版) の支持者です。 この記事では現在の日本棋院ルール(日本囲碁規約)の「対局の停止」後の死活の判定の方法について例を用いて説明します。日本囲碁規約では死活判定のための仮想手順では劫を取り返すためには取り返したい劫を指定したパスが必要だということになっています。さらに「取られても新たに相手方に取られない石を生じうる石」は取られた石数とは無関係に「活き石」だと判定されることになっている。これらの特殊なルールが原因になって、どんなに囲碁が強い人であっても (プロであっても!) それらの特殊ルールを熟知してなければ死活や手入れの要不要を判定できない場合が出て来てしまいます。しかも日本囲碁規約には論理的な不完全さや曖昧さが存在