三洋電機の ステレオ・ビジョン 14-FP1、 1960年製です。 ラジオ付き電蓄は珍しくありませんが、 テレビ付きとなると珍品です。 1960年製ということで、 一般家庭にも普及してきた 白黒テレビがメインとも言えますが、 箱型テレビの中の、 ブラウン管上部の空きスペースと、 テレビの音声増幅回路を有効利用した、 アイデア商品です。 三洋電機・ステレオビジョン 14-FP1 テレビ付き電蓄orプレーヤー付きテレビ 当時の定価が75000円で、 大卒初任給の約4.7倍にあたります。 庶民にはちょっと厳しい金額です。 きっとお金持ちのお屋敷のリビングで、 あまり酷使されることもなく、 カラーテレビの導入と共に お蔵入りしてしまったのかも 知れません。 落ち着いた木製のボディを基本に、 プラスチックの造形を生かした、 当時としては結構斬新なデザインです。 ガチャガチャ回すチャンネルや、 四本足
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