終戦から約2年後の1947年6月にその知らせが届くまで、母は毎朝毎夕、太陽に向かって手を合わせ、政雄さんの無事を祈っていた。その姿を見ていた金子さんは、いつか必ずサイパンを訪れたいと思っていた。
![<戦争の正体を追う>サイパン陥落の衝撃③ 「一撃講和」指導層のあがき:北海道新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ca7c2dbfa2ed1f51d69220201a2470994077a68/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.hokkaido-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F3%2F5%2F2%2F8%2F3528d903e6d19f8f219afdc6cee0bbf2_1.webp%3F20240724190528)
舗装道路の穴にはまり損傷したタイヤ。黄色テープ付近のゴムが裂け、ホイールが傷ついた(代理人弁護士提供) 舗装道路にできる穴ぼこ(ポットホール)にはまり、車を損傷した石狩市の団体職員の男性(65)。男性は道路を管理する札幌市に車の修理費を賠償するよう求めたが、市は男性にも過失があるとして全額負担を拒否した。「普通に運転していただけなのに」。男性は納得できず、提訴に踏み切った。雪解け後の道内なら、どこでも起こりうるトラブルに、裁判所が下した判断は―。 昨年11月17日、夕方の札幌市北区。男性は雨が降る見通しの悪い中、車を運転して自宅に帰る途中だった。途中で、ドン、と振動があった。しばらく走ると、左前のタイヤ付近からカラカラと音が鳴った。「パンクかな」 自宅に着いて確認すると、乗っていた軽自動車のタイヤが裂け、ホイールが傷ついていた。翌日、車を購入した販売店で損傷部分を見てもらい、写真を撮っても
パークゴルフ場の閉鎖が道内で相次いでいる。定年延長などによる働くシニアの増加や新型コロナウイルス禍で競技離れが進んだことが背景にあるとみられ、昨年度は少なくとも5カ所が閉鎖した。日本パークゴルフ協会の道内の会員数は、ピーク時に比べ約7割も減少。約40年前に道内で生まれ、かつては各地で競うように造成されたパークゴルフ場は、今後も減る可能性がある。
【旭川】旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩(さあや)さん=当時(14)=が凍死した問題で、旭川市長直属の再調査委員会は30日、今津寛介市長に報告書を提出する。1年半にわたる検証を経て、いじめと自殺の因果関係が明らかになるかが最大の焦点となる。... ◇ 悩みを抱えている人は、以下の相談窓口へ。北海道いのちの電話(電)011-231-4343(24時間)。いのちの電話(電)0120・783・556(毎日午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)。こころの健康相談統一ダイヤル(電)0570・064・556(道内は平日午前9時~午後9時、土日祝日午前10時~午後4時) <相談窓口> ・厚生労働省 相談先一覧 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/ ・いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市別の相談窓口一
記者(57)の母(83)が認知症と診断されたのは4年ほど前です。症状は予想以上の早さで進みました。札幌市西区の一軒家で父(86)の介護を受けながらの2人暮らしは難しくなり、今は市内の介護老人保健施設で生活しています。母の心身の変化や家族の葛藤、時々のさまざまな失敗が読者にも将来、役立つのではないかとの思いから、記者が自らの体験を毎月1回、振り返っています。10回目は母の言動や行動を取り上げます。(くらし報道部デジタル委員 升田一憲) 2020年11月、母は介護施設でデイサービスの1日体験をした。当時は介護保険サービスの利用につなげようと必死だった。施設の雰囲気は良く、母は得意の裁縫をして楽しそうに見えた。しかし、母はその夜、「(拘束)時間が長い」「もう行きたくない」と言い出した。そばで聞いていた父が「母さんの意向を尊重したい」と語ったこともあり、その施設の利用には結び付かなかった。
記者(57)の母(84)が認知症と診断されたのは5年ほど前です。症状は予想を超える早さで進みました。札幌市西区の一軒家で父(87)の介護を受けながらの2人暮らしは難しくなりました。今は市内の介護老人保健施設で生活しています。母の心身の変化や家族の葛藤、時々のさまざまな失敗が読者にも将来、役立つのではないかとの思いから、記者が自らの体験を毎月1回、振り返っています。13回目は、介護を担う家族を襲った精神的なストレス、メンタルの不調を取り上げます。(くらし報道部デジタル委員 升田一憲) <前回のあらすじ>2021年10月、右膝の状態が悪くなった父は手術で、9日間入院することになった。母を1人、家に置いておくわけにもいかず、介護保険サービスの一つ、ショートステイを初めて利用した。母は入居者とトラブルを起こすことなく無事に過ごすことができた。ただ、施設側が薬を間違えずに飲んでもらうため、袋に母の名
小中学生や訪日客を乗せた大型バスが並ぶ札幌オリンピックミュージアムの駐車場=6月20日午前、札幌市中央区 小中高校の修学旅行や課外授業で子供たちの移動手段となる貸し切りバスの料金が高騰し、道内の教育現場に影を落としている。深刻な運転手不足で稼働できるバスが限られる中、バス会社はより単価の高いインバウンド(訪日客)ツアーに運行を集中させている。移動手段を確保できず、行事の日程変更を余儀なくされる学校も出てきた。 6月14、15両日、北広島市内で開かれた中体連市内大会。市立西の里中(178人)から出場した生徒61人が21台のタクシーに分乗し、会場へと向かった。 「学校行事では利用できないほどバス料金が高騰している。今年はタクシーを手配できたから良かったが…」。小関展彰教頭はそうこぼす。...
政府は2024年12月2日に現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに機能を一本化した「マイナ保険証」に移行する方針です。北海道新聞「みなぶん特報班」が公式LINEでつながっている「みなぶん通信員」(フォロワー)にマイナ保険証について意見を聞いたところ、「現行の保険証と併用できるようにしてほしい」が最多の40.1%に上り、次いで「反対」が38%でした。「賛成」は21.9%にとどまり、健康保険証の廃止に否定的な意見が多数を占めました。(藤田夏子) アンケートは5月15日~19日に実施し、10代から80代の計297人から回答を得ました(みなぶんアンケートは、通信員から多様な意見を聞く目的で行っており、無作為抽出で行う世論調査とは異なります)。
ますだ・ひろや 東京都出身。東大法学部卒業後、建設省(現国土交通省)入り。95年から岩手県知事を3期12年、07~08年に総務相を務めた。09年から東大公共政策大学院客員教授。20年1月に日本郵政社長に就いた。同年まで約11年、道の顧問も務めた。 民間組織「人口戦略会議」による「消滅可能性自治体」の発表は、道内の人口減少に歯止めがかからず、将来的には東京圏でも人口が維持できない厳しい現状を浮き彫りにした。人口減少社会にどう向き合うべきか。道内外の専門家に聞く。(5回連載します) 私が副議長を務める「人口戦略会議」は24日、全国の40%超に当たる744自治体、北海道では65%超の117市町村が2050年に「消滅する可能性がある」との報告書を発表した。14年に「日本創成会議」が公表した「消滅可能性自治体」は全国896、道内147で、数字上は若干改善したものの、主な要因は外国人住民の増加によるも
宮内庁は3日、上皇后美智子さま(89)が新型コロナウイルスに感染されたと発表した。せきと喉の違和感があり、東京・元赤坂にある住まいの仙洞御所で療養している。症状は軽いという。上皇さま(90)はPCR...
最後の日朝首脳会談が開かれてから20年が経過した。当時の小泉純一郎首相は2002年9月と04年5月に2度訪朝。金正日(キムジョンイル)総書記が日本人拉致を認め、被害者の一部である5人とその家族の帰国・来日につながった。だが、それ以降拉致問題解決に向けた具体的な進展がなく、残された被害者家族は高齢化が進む。帰国した拉致被害者の蓮池薫さん(66)に、交渉の加速化を求める思いを聞いた。(聞き手・東京報道センター 内山岳志) 「北朝鮮は被害者について(横田めぐみさんら)8人は死亡したとしており、その主張は動かせないというのが本音でしょう。解決済みの一点張り。拉致被害者の再調査を約束した14年5月のストックホルム合意でもこの枠組みを崩していません。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹である金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長は今年2月の談話で、『これ以上調べることもなければ解決することもな
いろいろな悪影響が出ているにもかかわらず、自分の意志ではお酒をやめられなくなるアルコール依存症。従来、一切飲まない「断酒」が回復の唯一の方法とされてきた。近年は酒量を減らす「減酒」から始める治療法が広がりつつある。...
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