「札幌大球」をご存じでしょうか。直径40~50センチの巨大なキャベツです。重いものは約20キログラムと、一般的なキャベツの10倍を超えます。葉に厚みがあって漬物に最適。北海道内のキャベツ畑の約半分を札幌大球が占めていた時代もありました。しかし、漬物を作る人は減っており、重くて収穫作業が大変な上、暑さに弱いため温暖化で栽培が難しくなっていることから、手がける農家は減少。今は札幌市や石狩管内当別町などの数戸のみとみられます。ただ、その農家があえて作り続けるのには、理由があるようです。
「札幌大球」をご存じでしょうか。直径40~50センチの巨大なキャベツです。重いものは約20キログラムと、一般的なキャベツの10倍を超えます。葉に厚みがあって漬物に最適。北海道内のキャベツ畑の約半分を札幌大球が占めていた時代もありました。しかし、漬物を作る人は減っており、重くて収穫作業が大変な上、暑さに弱いため温暖化で栽培が難しくなっていることから、手がける農家は減少。今は札幌市や石狩管内当別町などの数戸のみとみられます。ただ、その農家があえて作り続けるのには、理由があるようです。
すっかり肌寒くなり秋が深まってきた今日この頃。北海道の秋を代表する海の味覚といえば、やっぱりサンマです。海水温の上昇などで近年は不漁続きでしたが、全国では9月末時点で6年ぶりに1万トンを超える水揚げがありました。漁業者から豊漁への期待が高まるとともに、大手スーパーの店頭では1匹100円ほどで販売され、「大衆魚」と呼べる価格に戻っています。物価高で厳しい家計の助けにもなっているうえ、原料となるサンマの確保に苦労してきた加工業者にも喜びの声が広がっています。ただし、専門家には資源量の回復にはまだまだ遠いとの見方も。サンマの今とこれからを探りました。
インターネットを通じて、好きなモノはなんでもすぐに手に入る―。そんな日常に多くの人が慣れる中で、今もわざわざ行列に並ばないと、目当ての品が買えない洋服店が札幌市内の雑居ビルにあることを知っていますか? 中央区南3西12、古いビルも多い一角にひっそりとたたずむ個人経営の洋服店「WAKE.」(ウェイク)です。数カ月に一度、オリジナル商品などを販売するイベントを開くと、全国各地から限定商品を求めて、たくさんの人が長蛇の列を作ります。しかし、検索サイト「グーグル」に何度「WAKE.」と打ち込んでも、公式ホームページはみつかりません。いつ、何を販売するのかを告知しているのは、交流サイト(SNS)の「インスタグラム」だけ。広告費がほぼゼロなのに、なぜ、ここまでの人気を集められるのでしょう。今月21日のイベントから、その理由に迫りました。
高齢者宅に食事を届け、安否確認も行う「配食事業」を実施する道内自治体と利用者が増えている。一方、配食する事業者は安否確認など専門性があり、コストがかかるにもかかわらず、自治体から受け取る委託料はこの10年でほぼ横ばい。物価高も追い打ちをかける。札幌市で見守りを怠り、配食事業利用者の死亡が確認された事案が起きてから3カ月。専門家は事業者に対する自治体の対応の見直しが必要だと指摘する。 「負担が増える中、ひとごとと思えない」。札幌市の高齢者配食を請け負う会社の代表は3カ月前の死亡事案についてこう打ち明ける。ある配食業者も「特殊な事例とはいえない。次の配食先にすぐ向かわなければいけないプレッシャーもある中、今後いつ起きてもおかしくない」と危機感を強める。...
釧路駅と釧路空港を結ぶ連絡バスに使われていた阿寒バスの古参車両4台が、5月から7月にかけてそろって引退した。いずれも現役の路線バスとしては全国的にも珍しい古い型式だっただけに、交流サイト(SNS)では引退を惜しむファンの声が広がっている。...
北海道各地を走る貨物鉄道。道内に13カ所ある貨物駅を拠点に農産物や宅配便、食料品や工業製品など幅広い品目を運び、北海道と本州を行き来する荷物の約1割(重量ベース)を担う物流に欠かせない存在です。近年はトラック運転手の残業規制に伴い輸送力が低下する「物流の2024年問題」の影響や、二酸化炭素(CO2)排出削減の流れが強くなる中で重要性は高まっていますが、北海道新幹線の札幌延伸やJR北海道の経営悪化によって存続の危機に直面しています。なぜなのでしょうか。 7月下旬、JR平和駅に近い札幌市白石区の札幌貨物ターミナル駅。大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)10個分の面積に当たる構内に到着した貨物列車からフォークリフトがコンテナを次々と降ろしていました。同駅を発着する貨物列車は1日計60本(臨時を含む)あり、およそ6割が北海道と本州を行き来しています。このうち、相模貨物駅(神奈川県大磯町)に向
「トンネル」にまつわる話題が時に世間をにぎわします。「北海道新幹線の札幌開業が遅れる」というニュースが駆け巡った今年5月もそうでした。開業延期の主因となったのがトンネル。一部の掘削現場で見つかった巨大な岩の塊や、掘削箇所に流れ込んだ土砂が工事を遅らせてしまったのです。東京-名古屋間で工事が進むリニア中央新幹線でも山岳部を貫くトンネルの工事が問題視され、一部の水源が枯れる現象も起きています。「掘ってみないと分からない」「ある意味ばくちみたいなもの」といった声も漏れるトンネル工事。どれだけ難しいものなのでしょうか。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く