EVは本当に最適か?④注目の「常温核融合」は本物か 「EV化」は、カーボンニュートラル達成の為の唯一の答えなのか。前回までに紹介したe-fuel、水素、アンモニアに続き、ゲームチェンジャーになりうる次世代エネルギー「常温核融合」(cold fusion)について考察する。 水素技術の切り札「常温核融合」とは 常温核融合は、水素の同位体である重水素と三重水素(トリチウム)の原子核を融合させる際に生まれる膨大なエネルギーを利用するものだ。通常の核融合は数千万度の高温と高圧が必要だが、常温核融合は数百度程度のため、はるかに扱いやすい。 水素技術の中でも、まだ実用化に向けた研究段階であるが、エネルギーの分野でゲームチェンジを起こす可能性があるとみて注目されている。日本ではトヨタ系シンクタンクや大学などとの研究が進んでおり、世界に先行している。 常温核融合の仕組み 常温核融合の仕組みはこうだ。軽くて
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