おみやげと鉄道 名物で語る日本近代史 作者: 鈴木勇一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 旅行先から買ってきたお菓子などを配る日本のお土産文化の形成を、鉄道やメディアといった近代の交通や情報の変化を中心に検証している書物。ディテールが豊富すぎて、全体像が逆にわかりにくいきらいもあるが。現在、お土産として著名な産物が、どのようにして現在の姿になったのかが実に興味深い。結構時間がかかったうえに、読みなおすのが面倒なので、読み終わってからも数日放置していた。 もともと現地で味わうものであった「名物」が鉄道による交通の高速化により、持ち帰ることができるようになったこと。さらに「名物」側も保存性を向上させる改良によって、お土産となっていく。特に駅構内の販売が「メディア」として重要であった
![2013-05-19](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)