【金属アレルギーとは】 通常、金属そのものは身体に対して無害なものです。 金属が汗や唾液などの体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれます。 汗をかくとネックレスや時計の肌に接触する部分が赤くなったりかゆみが出るのは、汗の塩分がイオン化を促すからです。 取り込まれた金属イオンは体内のタンパク質と結合します。このタンパク質と結合した物質(アレルゲン)を異常なものと認識した生体がアレルギー性をもつ(感作される)ようになり、再び同じ金属が体内に入ってタンパク質と結合すると皮膚や粘膜を破壊することが金属アレルギーのメカニズムといわれています。 金属アレルギーが発症するまでの流れを示すと ①アレルゲン(金属イオン)をヘルパーT細胞が何らかの理由で、有害であると認識する。 ②ヘルパーT細胞がマクロファージに、アレルゲン(金属イオン)が接触している自己の組織を攻撃するよう指示を出す。 ③ヘルパーT