イタリアは豊富な農産物で潤う国。 生食ブドウとワイン用ブドウの違いは前回ご紹介。 ブドウ造りは、1年間の手間をかけ秋の収穫を迎えますが、収穫期直前の気候は重要です。9月のような豪雨が続くと。。。 お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 ワイン用ぶどうは、日照量が多く昼夜の寒暖差に加え、あまり水を与えずに地中深く根が伸びて行き、ミネラル分などを吸い上げると深い味わいのあるブドウになり、長期熟成に耐えうる極上ワインの原料に。 ところが、先日のように豪雨続きだと水分を吸い上げてしまい、一度含んでしまうと減ることは。。。 酸度と糖度の一定含有量を越えれば収穫できるのですが、含有量を確認しながら各地区気象台の情報を確認し収穫のタイミングを見計らうのに非常に苦労されます。 ただここで、「農業組合に収める農家」と「畑を持つワイナリー」で差ができます。 「農業組合にぶどうを収める農家」は、雨が降る前や