天然芝、学生自ら育て一挙両得 実戦感覚と栽培技術養う2010年12月3日0時47分 印刷 Check 天然芝のグラウンドで練習するラグビー部員=角田市の仙台大第2グラウンド 仙台大学(柴田町)の角田市にある第2グラウンドに、簡易な栽培方法を使った天然芝が敷き詰められた。ラグビーとアメリカンフットボールの両部が、実戦と同じ環境で練習ができるようになった。教員やスポーツ指導者を目指す学生には来年度から、芝の管理を講義し、栽培技術を身につけることで厳しい就職活動にも役立たせたいという。 芝の栽培は、塩釜市の塩釜フットボールクラブが開発した「塩釜方式」を採用した。グラウンドの土を掘り返した上で堆肥(たいひ)を混ぜ、芝の種をまいて生育させる手法。かかる費用は従来の手法の数分の一で済むという。 仙台大では、同クラブの小幡忠義理事長の指導を受けて、今年5月上旬に種をまいた。今秋からグラウンドの使用を始め