外交官の杉原千畝がナチスに迫害されたユダヤ人を救った「命のビザ」の2年前、その先駆けともいえるユダヤ難民救出劇が旧満州国であったことが注目されつつある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が「知られざる美談」と紹介する準備を進めるほか、国内の市民団体も再評価。救出劇を指揮した旧日本軍将校の遺族は「『こんな日本人もいた』と知ってもらえればうれしい」と話す。救出劇の始まりは1938年3月。ナチス
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