前置きが長くなったが、今回は、佐高の標題文章の中身を検討・批判する。では、佐高の文章を見ていこう。 本誌の読者の中には、佐藤優を登場させることに疑義を唱える人もいると聞く。私も本誌の「読んではいけない」で佐藤の『国家の罠』(新潮社)を取り上げ、“外務省のラスプーチン”と呼ばれた佐藤が守ったのは「国益」ではなく、「省益」なのではないかと指摘したことがあるが、省益と国益が一致するとの擬制において行動する官僚だった佐藤は、それだけに国家の恐ろしさを知っている。たとえば、自分は人権派ではなく国権派ながら、死刑は基本的に廃止すべきだと考えるという。死刑という剥き出しの暴力によって国民を抑えるような国家は弱い国家だと思うからである。そして、ヨーロッパ諸国が死刑を廃止したのは、国権の観点から見て、死刑によって国民を威嚇したりしない国家の方が、国民の信頼感を獲得し、結果として国家体制を強化するという認識が
「李大統領が、北朝鮮の人権問題に関心と情熱を示していることに鼓舞した。最も肝心なことは、『沈黙は北朝鮮住民に死を意味する』ということだ。世界が関心を持たなければならない。ルワンダで100万人が死んだというが、北朝鮮では300万人が餓死した。世界が2000人のミャンマー政治犯について語るが、北朝鮮は20万人が政治犯収容所に囚われている。毎日、多くの命が収容所で、そして飢餓で倒れている。これは虐殺であり、『進行中のホロコースト』だ。この数年間、金正日(キム・ジョンイル)政権は、フォーカスを核問題に合わせるようにし、世界は彼が課題を主導するようにした。今や、大いに人権問題を話し合わなければならない」 http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2008090491828 進歩陣営では、人権問題を取り上げれば、北朝鮮政権がさらにドアを閉め、北朝鮮
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