(CNN) 英ガーディアン紙は24日、イスラエルがアパルトヘイト(人種隔離)当時の南アフリカに核兵器を売却しようとしていたことを示す機密外交文書を入手したとして、同文書をホームページで公開した。 同紙は、イスラエルの核保有を証明する初の公的文書だと報じている。イスラエルはこれまで、核兵器の保有を肯定も否定もしてこなかった。 同紙によると、文書には、南アのボタ国防相(当時)とイスラエルのペレス国防相(当時、現大統領)が1975年にイスラエルから南アへの核兵器売却について交渉を行ったことが記されているという。 問題の文書は一部が黒塗りされた状態だ。「すべての情報、ノウハウ、原材料」という記載の後が黒塗りされ、「(中略)交渉の過程あるいは前述の合意に従い、概略図、設計図および図面が提供、送信される」などと続く。 文書にはボタ国防相の署名があり、1975年4月3日と日付が併記されている。ペレス国防