ヒマラヤのこの国に住み研究ができる.それに感謝するには. ブータンの国と人のためにできるだけの事をする.そして少しでも多くを書き残したい. 片山右京氏が富士山南東斜面を登山中,仲間二名が遭難. ニュースを見て驚いた. 現場は,ここ数年らい雪崩の調査をしている場所である.これまでに最もたくさん通ている斜面である. 去年の12月22日に発生直後の雪崩を調べに行った時は,寒さと強風でマジメに身の危険を感じた.ヤバイ,ことによっちゃ死ぬる!って思った. こぶし大の氷片やスコリア(マグマのしぶきの固まったもの.ココの場合1707年の宝永噴火の堆積物)が,横殴りにバンバン飛んでくるし,斜面に四つんばいになって,身を低くしないと飛ばされる.なんとかして地形のくぼみに逃げ込んだ.風速20m/sは余裕で超えてたはず.単独だったし,家族の顔が頭に浮かんだのでとにかく逃げ帰ってきた. 世間にはあまり知られていな