[ベルリン 19日 ロイター] ドイツ連邦議会の議員が、オンライン百科事典の「ウィキペディア」上の自分に関する書き込みに間違いがあるとして裁判所に訴え、同サイトのドイツ語版が遮断される出来事があり、この国会議員が18日、「過剰反応だった」と謝罪した。 謝罪したのは、左派政党のルッツ・ハイルマン議員。同議員は、ウィキペディアに旧東ドイツの共産党時代の治安警察と自分とを関連付ける書き込みがあったとして、裁判所にサイトの差し止めを請求。これにより、同サイトは2日間アクセス不能となり、ドイツ国内で大きな問題となっていた。 同議員は地元紙に対し、「差し止め請求が通ると思っていなかったし、このような結果を期待していたわけでもなかった」と述べ、自分の行動が間違いだったと謝罪した。