QV-10QV-10はカシオ計算機が1994年11月14日に発表した民生向けデジタルカメラである。1995年3月10日より発売を開始した。2012年9月には国立科学博物館が認定する重要科学技術史資料(未来技術遺産)の一つに認定された。 小型のフルデジタルカメラはQV-10以前に存在していたが(詳細はデジタルカメラの項目を参照)、本製品は以下に挙げる特徴的なスペックによって成功した。これはデジタルカメラ市場が発展する要因となった。 撮影画像をその場で確認できる背面の液晶パネルを世界で最初に採用した。 パソコンと直接接続して画像を移動させる仕組み(ただし接続キット自体は別売)も備えて「撮ったその場で見られ、パソコンに取り込める」機能を有していた。また発売当時にWindows 95の登場によりパソコンおよびインターネットが流行となっていたこともこの機能を有意なものにした。 レンズ部分を回転させら