12月21日。成田空港第2ターミナル。人もまばらな午後9時の出発ロビーに、浦和MF阿部勇樹が現れた。「2010年のW杯直前に、グラーツでイングランドと親善試合をしたときに、現地で会って以来です
5月、浦和MF阿部勇樹(34)と、J2熊本FW巻誠一郎(35)のもとに、メッセージが届いた。 「2人が頑張っていると聞いたので、それは指導者としてなのかと聞き返してしまったよ。それほど年月が過ぎても、まだ現役選手として頑張っているというのは、私にとっても何よりも喜ばしいことだ」 言葉の主はイビチャ・オシムさん。元日本代表監督にして、2人がプロデビューした千葉時代の恩師だ。 メッセージは、リーグ100試合連続フル出場を果たした阿部と、熊本地震の復興支援に奔走する巻をたたえるもの。 もちろん、阿部と巻が現役を続けていることを、知らないわけはない。愛情をウイットのオブラートにつつむのが、変わらぬオシムさんの流儀だ。 しかし、久々のやりとりにしては、メッセージはあっさりと終わった。第三者からすれば、拍子抜けするくらいに短かった。 ◇ ◇ 「十分ですよ、それで十分」。ピッチからようやく引き揚げて
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