テレビ朝日は、ことし1月に番組の収録中に女性アイドルグループのメンバーが声の高さを変えるヘリウムガスを吸って意識を失い救急搬送された問題について、「制作現場で重大な健康被害を出したことを真摯(しんし)に反省し、その責任を負うべきだ」という検証結果を明らかにしました。 これを受けてテレビ朝日は29日に社内の検証委員会がまとめた検証結果を明らかにしました。それによりますと意識を失ったメンバーは「ヘリウム混合ガスを吸い込み、それがきっかけで肺に圧がかかり、体内に障害が生じてこん倒した可能性が極めて高い」としました。そのうえで、「制作スタッフが発生を事前に予測することは困難だったと認められるが、番組制作現場で重大な健康被害を出したという結果について当社として真摯に反省し、その責任を負うべきものと判断する」としました。 テレビ朝日は今回の検証結果を踏まえ、すべての制作現場に安全管理者を置くことを徹底