学べば学ぶほど経済的に苦しくなる 大学院で学ぶことは、経済的に大きな負担を“背負いこむ”。 大学院の修士課程を修了した学生の35.9%に返済義務のある奨学金や借入金があり、16.5%の学生が300万円以上の借入金を抱えている。 文部科学省の科学技術・学術政策研究所は6月29日、「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査」を発表した。 これは、対象を博士(後期)課程に進学する前段階である修士課程(6年制学科を含む)の修了(卒業)者及び修了(卒業)予定者を対象に実施されたもの。有効回答数は1万6311名だった。 4年生大学を卒業すると「学士」という学位が認められる。さらに、大学院に進学し、一般的には2年の修士課程を修めると「修士」という学位が認められる。その後、一般的には3年の博士課程を修めると「博士」という学位が認められる。 大学院の修士課程修了者の進学は2000 年度以降、減