を定める必要があります。 断層の向きは、過去の地震を参考に決めています。 断層の水平位置と深さ、及び、断層の大きさとすべりの大きさ(これらはマグニチュードから換算できます。)については、どのような場所で、どのような大きさの地震が発生しても対処できるよう、多数のシミュレーションを行います。 なお、断層の傾きとすべり方向については、最も大きく津波を発生させるような設定である、傾きが45°の純粋な逆断層(下の図を参照)としています。 断層は水平方向に約1,500箇所、深さは0〜100kmの間で6通り、またマグニチュードは4通りを考え、これらの断層ひとつひとつについて海底の地殻変動を求めます。 これを津波伝播計算に引き渡します。 <津波伝播計算> 一般に、津波を発生させるような海底地殻変動は数十キロメートル以上の広がりをもっていて、津波が広がり始める前に地殻変動が完了するため、 海底地殻の上下