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  • 第54回星雲賞受賞作。――劉慈欣『流浪地球』レビュー【評者:加藤 徹】 | カドブン

    中国大ヒット映画原作、SF短編集!『流浪地球』レビュー 書評家・作家・専門家が《新刊》をご紹介! 選びにお役立てください。 SFと「科幻」――劉慈欣文学の魅力 書評:加藤 徹(明治大学教授) サイエンス・フィクションを、日人は「空想科学」と訳し、中国人は「科幻(かげん)」(科学幻想)と訳す。 空想科学と科幻。英訳は同じSFでも、文学ジャンルとしての両者の性格は違う。 私たちが暮らしているこの地球は、二つの世界に分かれている。ゴジラ的な映画を作れる「空想科学」系の国々と、作ることが許されない「科幻」系の国々だ。 日人は、怪獣が東京を焼き、自衛隊の戦車を踏みつぶす映画を好む。アメリカ人も、宇宙人がホワイトハウスを壊し、UFOが米空軍の戦闘機をハエのようにバタバタと落とす映画を楽しむ。イギリス人も、十八世紀の小説『ガリバー旅行記』でガリバーが小人国の王宮の火事を小便で鎮火して以来、実在の国

    第54回星雲賞受賞作。――劉慈欣『流浪地球』レビュー【評者:加藤 徹】 | カドブン
    zyugem
    zyugem 2024/01/28
  • 多くの子供たちを科学者へと導いた、人類の遺産とも言える名著『ロウソクの科学』 | カドブン

    【カドブンレビュー×カドフェス最強決定戦2017】 マイケル=ファラデーは1791年、ロンドンの貧しい鍛冶屋の次男として生まれ、学校にかよう年頃には製屋で働くようになります。正式に学校で教育を受ける機会はありませんでした。 しかし、製屋の主人の理解や兄の厚意、当時名を馳せていた化学者との出会いがファラデーの運命を変えます。苦労の末に彼は独学で科学を極め、現代の科学技術の基礎となる理論を発見するのです。 物理の教科書では電磁誘導、化学では電気分解の法則にその名を見ることができます。 1861年末のクリスマス休暇に、ロンドンの王立研究所でファラデーによって行われた連続6回の講演。 ロンドンのあらゆる階層の子供たちが集まったというこの講演の記録者は、タリウムの発見や陰極線の研究に業績を残したウィリアム=クルックス。 彼と聴衆がどんなに感動に満ちてファラデーのことばに耳をかたむけ、実験に見入っ

    多くの子供たちを科学者へと導いた、人類の遺産とも言える名著『ロウソクの科学』 | カドブン
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    zyugem 2021/08/20
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