前野浩太郎 主任研究員(生産環境・畜産領域)が、独立行政法人日本学術振興会の「第19回(令和4(2022)年度)日本学術振興会賞」を受賞することが決まりました。 授賞の対象となった研究業績は「アフリカにおけるサバクトビバッタの防除技術の開発」(Development of Control Techniques for the Desert Locusts in Africa)です。 授賞理由は以下のとおりです。 -- 前野浩太郎氏は、主にアフリカで農作物に大きな被害をもたらす、サバクトビバッタの大発生のメカニズムの解明とその制御に関する研究を行っている。本種は、ある地点で大発生して高密度になると相対的に翅の長い“群生相”と呼ばれるタイプに相変異し、別の場所に長距離移動してそこでまた大発生を繰り返すという特性をもつ。前野氏は、群生相のオスとメスは別々の群れで生活しており、産卵直前のメスのみが