エクアドル・グアヤキルの共同墓地で働く人(2020年4月23日撮影)。(c)Jose Sanchez / AFP 【4月29日 AFP】中南米における新型コロナウイルスの流行地の一つ、エクアドルのグアヤキル(Guayaquil)では医療崩壊が起きており、最前線に立つ医療従事者は毎日恐怖に直面している。医療従事者らによると、グアヤキルのある病院には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が殺到。遺体安置所も満杯なため、職員らが遺体をトイレに積み重ねなければならない状況に置かれている。 匿名を条件に取材に応じた男性看護師(35)によると、かつて看護師1人当たりの受け持ち患者数は15人だったが、3月に新型ウイルスの流行による公衆衛生上の緊急事態が発生すると、わずか24時間のうちに30人に急増したという。 男性看護師は、「とても大勢が搬送されてきた……彼らは私たちのせいで死んだも同然だ」「