会見で思いを訴えた店長2人(東京・霞が関の厚労省記者クラブ、2020年12月25日、弁護士ドットコム撮影) 立ち食いそばチェーン「名代富士そば」を運営するダイタングループ(東京都渋谷区)で働く社員8人が12月25日、未払い残業代など計約9000万円の支払いを求める労働審判を東京地裁に申し立てた。 【写真】富士そば社員が語る実態 今回労働審判を申し立てたのは、今年5月に結成された「富士そば労働組合」に加入する店長ら。これまで組合に加入する社員17人が同様の労働審判を申し立てている。 申立後に会見した店長は「『人こそが財産である』というメディアでおなじみの会長の考え方は今の会社には全くない。社員は使い捨ての駒だ」と訴えた。 ●組合活動「すぐに110番通報」指示? さらに、富士そば労働組合はこの日、係長の組合加入を妨げるような内容の文書を配布するなどしたのは、労働組合法で禁止されている「不当労働