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ブックマーク / www.footballista.jp (12)

  • ホッフェンハイムの知将が目指す予測不可能ハイブリッドサッカー | footballista

    来シーズンからのRBライプツィヒ“移籍”を発表し周囲を驚かせたユリアン・ナーゲルスマン。ホッフェンハイムでの集大成となるシーズン、ポゼッションからハイブリッドへと舵を切った指揮官は初登場となるCLの舞台でどんな采配を魅せてくれるのか。 昨シーズン、ユリアン・ナーゲルスマンは監督人生で初めて壁にぶつかった。3バック+アンカーをパサー役にし、前線の6人をレシーバー役とするポゼッションサッカーが研究され、第17節から8試合で1勝(3分4敗)しかできず、第24節時点で9位まで順位を落としたのである。CL出場権獲得は絶望的に思われた。 しかし、その苦境が進化をもたらした。第24節フライブルク戦の4日後、ビデオ分析官のベンヤミン・グリュックと地元のスパ施設へ行き戦術を議論。そこでカウンターを採り入れることを決断した。 「攻撃を仕掛ける高さにバリエーションを持たせ、常に同じように攻めるのではなく、もっと

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  • 「最もエキゾチック」西村拓真をCSKAモスクワが獲得した背景 - footballista | フットボリスタ

    今夏、CSKAモスクワはチームの大変革期を迎えた。14年にわたってともに最終ラインを構成してきたイグナシェビッチとバシリ&アレクセイのベレズツキ兄弟が、昨シーズン終了後に現役を引退。中盤の守備の要だったベルンブロームや前線のムサ、ビチーニョらお馴染みだった選手たちも契約満了によりチームを去り、W杯でブレイクを果たした司令塔ゴロビンは新天地モナコへと旅立った。 にもかかわらず、6シーズン連続CL戦出場を誇る国内屈指の強豪の将来有望な若手を集める補強方針にブレはなく、相変わらず財布の紐は固い。今季の9人の新戦力には国際的にほとんど無名な20代前半の選手たちが並んだ。 その中でも「最もエキゾチックな補強」とババエフ会長が語ったのが、西村拓真の加入だった。数年前から入念な調査を続けたうえで獲得を決めるのがクラブの通例だが、西村は急浮上した存在だった。関心の裏にはロシアW杯で「日本代表の面白いサッ

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  • 柳沢敦を評価するための指標!?近未来のデータ「ゴール期待値」 | footballista

    TACTICAL FRONTIER サッカー戦術の最前線は近年急激なスピードで進化している。インターネットの発達で国境を越えた情報にアクセスできるようになり、指導者のキャリア形成や目指すサッカースタイルに明らかな変化が生まれた。国籍・プロアマ問わず最先端の理論が共有されるボーダーレス化の先に待つのは、どんな未来なのか? すでに世界各国で起こり始めている“戦術革命”にフォーカスし、複雑化した現代サッカーの新しい楽しみ方を提案したい。 経験主義に依存する曖昧な、だからこそ美しく予測不能なスポーツとして愛されているフットボールにも、数値とデータの専門家が変革を迫っている。14-15シーズン、デンマークの中央に位置する都市ヘアニングを拠地とする小さなクラブがその火種となった。その名は、FCミッティラン。定員が1万2000人という小規模なスタジアムに歓喜の渦を巻き起こし、彼らはクラブ史上初の優勝を

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  • チャイナ・ミラン、突然の終焉。背後に感じるベルルスコーニの影 | footballista

    CALCIOおもてうら 7月9日、ミランの保有権が中国投資家ヨンホン・リー(李勇鴻)から、アメリカ拠を置くヘッジファンド「エリオット・マネジメント」へと移った。リーが深刻な資金難に陥り、昨年4月の買収時に融資を受けた3億ユーロを期限までに返済できる見通しが立たなくなったため、エリオットがあらかじめ設定されていた質権を行使し「借金のカタ」としてミランの全株式を取り上げたという格好だ。 昨年4月の買収劇とそれに続く大型補強でミラニスタの期待を大きく煽った中国はわずか15カ月で姿を消し、ミランはまたもや新しいオーナー(今度はアメリカ)の下で新シーズンの開幕を迎えることになった。 なぜエリオットが転売しない? 新オーナーのエリオットが最初に行ったのは、クラブ首脳陣の顔ぶれを一新することだった。これまでリー会長の下でクラブ経営とチーム強化に携わってきたマルコ・ファッソーネGDとマッシミ

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  • CL戦術総括:加速する攻撃優位。「ストーミング」が生み出すカオス - footballista | フットボリスタ

    CALCIOおもてうら 昨シーズンのCLを一言で総括するとしたら「攻撃優位」ということになると思う。とにかくゴールが多かった。なにしろ、決勝トーナメントの全29試合中、1試合の総得点が2以下(ブックメイカー的に言うとアンダー2.5)だったのはたったの5試合、逆に全体の4割以上にも及ぶ12試合で4得点以上(オーバー3.5)が決まっている。すでにそういう印象が強かった一昨シーズンですら、アンダー2.5が9試合、オーバー3.5が11試合だったから、攻撃優位の傾向にさらに拍車がかかったことになる。 その中で、これまではあまり見られなかったけれど昨シーズンやけに目立ったのは、オープンな殴り合いのような試合。主導権が両チームの間を目まぐるしく往き来し、あるいは90分の中で一方から他方へと大きく振れて、ついさっきとはまったく力関係が逆転するような、不安定でカオティックな展開が頻繁に見られた。 リバプール

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  • 再始動の前に。ドイツ代表のロシアW杯惨敗、現地の総括は? - footballista | フットボリスタ

    ドイツサッカー誌的フィールド 皇帝ベッケンバウアーが躍動した70年代から今日に至るまで、長く欧州サッカー界の先頭集団に身を置き続けてきたドイツ。ここでは、今ドイツ国内で注目されているトピックスを気鋭の現地ジャーナリストが新聞・雑誌などからピックアップし、独自に背景や争点を論説する。 今回は、誰もが予想だにしなかったロシアW杯でのドイツ代表のGS敗退について、現地ドイツのメディアはどのように分析していたのか。紆余曲折の末、ヨアヒム・レーブ監督の下で再建へ向けた一歩を踏み出そうとしている今、あらためて振り返っておこう。 ドイツサッカー界には、必要に応じて入れたり切ったりすることができるという意味の「スイッチ」という言葉がある。W杯を4度制した「大会向きのチーム」であるドイツ代表の選手たちの頭の中にあり、押すと魔法のような力が出ると信じられていたのだ。 GS第2節スウェーデン戦のアディショナル

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  • マリノスのモダンサッカー革命、CFGの実験の行き着く先を占う - footballista | フットボリスタ

    『モダンサッカーの教科書』から学ぶ最新戦術トレンド 第4回 書籍『モダンサッカーの教科書』は、ヨーロッパのトップレベルにおいて現在進行形で進んでいる「戦術パラダイムシフト」を、その当事者として「生きて」いるバルディとの対話を通して、様々な角度から掘り下げていく一冊だ。 この連載では、書の中から4つのテーマをピックアップしてモダンサッカー質に迫る。第4回はシティ・フットボール・グループ(CFG)のメソッドをJリーグに持ち込む壮大な実験を行う「横浜F・マリノスのモダンサッカー革命、可能性と問題点」について解説してもらった。 J1の2018シーズンを戦う横浜F・マリノス(以後、マリノス)は元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステゴグルーが率いている。14年からUAEのアブダビ・ユナイテッド・グループを筆頭株主とするCFGが経営参加するマリノスは、15年からフランス人のエリク・モンバエルツ

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  • 「9秒カウンター」を延々と議論。イタリアは日本の悲劇にも学ぶ - footballista | フットボリスタ

    大会不出場イタリアメディアはW杯をどう伝えているのか? 1958年大会以来の予選落ちとなり、ロシアW杯出場はならなかったイタリア。大会前のテストマッチとして6月1日にベルガモで行われた国際親善試合エジプト対コロンビアを訪れたイタリア人記者のほとんどはメルカート取材目的で来ていたし、大会に派遣する新聞記者の数もだいぶ少なくなると聞いた。イタリアの人たちはW杯には関心を払わないようにして過ごすのかなと思いきや、そんなことはなかった。さすがにアズーリの出場時と同じようなムードとまではいかないが、サッカーファンはW杯の1試合1試合を注意深く追い、メディアは関心に応える報道をするのである。 大会は民放TV局『メディアセット』の独占中継となっているが、視聴占拠率などのデータはこれまでの大会よりも良い数字を叩き出しているというのだから驚きである。グループステージが終了した6月29日、同局が公式WE

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  • ゲームモデルから逆算されたトレーニングは日本に定着するか? - footballista | フットボリスタ

    『モダンサッカーの教科書』から学ぶ最新戦術トレンド 第2回 書籍『モダンサッカーの教科書』は、ヨーロッパのトップレベルにおいて現在進行形で進んでいる「戦術パラダイムシフト」を、その当事者として「生きて」いるバルディとの対話を通して、様々な角度から掘り下げていく一冊だ。 この連載では、書の中から4つのテーマをピックアップしてモダンサッカー質に迫る。第2回は育成年代の指導者でもある、らいかーると氏に「ゲームモデルから逆算されたトレーニング」について解説してもらった。 まえがき プロのチームがどれだけ綿密に計画されたゲームモデル、プレー原則、相手への対策をしているかを、グラスルーツの指導者が知るすべはない。しかし、書にはインテルの対策という形も含めて、プロのチームのトレーニングの詳細が載っている。これはかなり画期的なことだと言っていいだろう。ここまで外に出してしまっていいのだろうかと心配

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  • 個で上回っていたセネガルの誤算。日本のビルドアップの高度な工夫 - footballista | フットボリスタ

    林舞輝の日本代表テクニカルレポート第2回:日対セネガル 欧州サッカーの指導者養成機関の最高峰の一つであるポルト大学大学院に在籍しつつ、ポルトガル1部のボアビスタU-22でコーチを務める新進気鋭の23歳、林舞輝が日本代表ゲームを戦術的な視点から斬る。第2回のテーマは、難敵セネガル相手に優勢に試合を進められた決め手となった「日のビルドアップの高度な工夫」について検証する。 正直に言えば、フットボリスタ誌に寄稿した私のセネガル戦の分析とシミュレーションは間違っていたと言わざるを得ない。理由は簡単で、クリバリ&サネという世界最高クラスと言っても過言ではないCBコンビ相手に大迫がボールを収められるとは思っていなかったし、セネガルの屈強なFW陣相手に昌子が競り勝てるとも思っていなかったし、圧倒的な突破力のある両ウイングを酒井&長友が封じられるとも思っていなかった。だが、蓋を開けてみればすべての

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  • 身体はボロボロ、それでも。天才MFジョー・コールの生き様 - footballista | フットボリスタ

    名優たちの“セカンドライフ” 欧州のトップリーグで輝かしい実績を残した名優たちが、新たな挑戦の場として欧州以外の地域へと旅立つケースが増えている。しかし、そのチャレンジの様子はなかなか伝わってこない。そんな彼らの、新天地での近況にスポットライトを当てる。 from USA JOE COLE ジョー・コール 今年3月のこと。プレミアリーグの日程が空いた時期を利用して、ウェストハムの面々は暖かいマイアミでミッドシーズンキャンプを張っていた。その合宿地に懐かしい顔があった。サングラス姿で選手たちと談笑するその男は、元イングランド代表MFジョー・コールその人だった。 ロンドン生まれ、アカデミー育ちのJ.コールは生粋のハマーズっ子。17歳でプロデビューした古巣クラブだから、挨拶がてら顔を出してもなんら不思議はない。ただ、なぜアメリカにいたのか。そう、彼は今、アメリカの地で現役生活を続けているのだ。

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  • ハリル解任の真の悲劇はW杯以後。日本代表は「解任基準」を失った - footballista | フットボリスタ

    短期集中連載:ハリルホジッチの遺産 第3回 4月9日、日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチは日サッカーに何を残したのか? W杯開幕前にあらためて考えてみたい。第3回はこの解任劇が日サッカーの未来を考えれば正しい選択とは言いがたい、と主張する結城康平氏が登場。テーマは、代表監督の「解任基準」とは何なのかだ。 理解されなかった、ハリルホジッチの戦術的長所 相手チームを地道に分析して、罠に追い込む。ハリルホジッチの戦術的意図は複雑ゆえにわかりにくく、万人受けするスタイルではなかった。しかし、90分という試合全体をコントロールする組み立てにおいて、彼の能力が傑出していたのは事実だ。アジアを出れば大半のチームが格上という状況を考慮すれば、日本代表のサポーターも期待のレベルを明確化しなければならない。 彼の戦術的長所は、アルジェリア代表時代から変わらない「多様な戦術的パターンの使い分

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