ル・ファンタスク級大型駆逐艦(Contre-Torpilleur de classe Le Fantasque、Le Fantasque Class Destroyer)は、フランス海軍が建造した大型駆逐艦の艦級で6隻が就役した。 概要[編集] 本級は1930年度計画によって建造された、ヴォークラン級大型駆逐艦に続くジャグアー級大型駆逐艦の準同型艦である。前級のヴォークラン級に対してボイラーが1基減じられ、4本だった煙突も排煙路を2本に集束した集合煙突の2本にされた。また砲身も長砲身型の13.8cm(50口径)速射砲に改められ、従来のジャグアー級の後継艦とは一変したシルエットとなった。 艦形[編集] 1935年に撮られた「ル・ファンタスク」。 本級の船体形状は艦首のみ乾舷の高い短船首楼型船体である。クリッパー型の艦首から前部甲板上に、主砲の「1929年型 13.9cm(50口径)速射砲」を