2022年7月、宮城県仙台市内で営業していた、飲食チェーン「大阪王将」のフランチャイズ店舗の「仙台中田店(現在は閉店)」で「ナメクジ」などが大量発生していると元従業員の男がSNSに投稿し、「内部告発」として話題になった。 その後、ナメクジが大量発生していた事実はないのにSNSで拡散し、業務を妨害したなどとして、仙台地検は元従業員の圓谷晴臣被告人(25)を偽計業務妨害の罪などで起訴。今年4月から仙台地裁(須田雄一裁判官)で開かれている裁判の判決公判が、10月24日に仙台地裁で開かれた。 法廷の奥のドアから刑務官らに連れられて入廷してきた被告人。紺色ジャージに短髪、まっすぐ前を向いて被告人席に座っている。判決公判なだけに、これまで以上に緊張している面持ちだ。 仙台地裁(須田雄一裁判官)は、被告人に対して懲役1年(求刑:懲役1年6か月)の実刑判決を言い渡した。須田裁判官は「本件は公益通報を目的と