インタビュー | 2024.04.18 Thu 移住とモジュラーシンセが導いた、疲弊からの回復。JEMAPURが「音楽」から逃れ「音」に行き着くまで 自ら「波形中毒者」を名乗る電子音楽家・JEMAPUR(ジェマパー)は、デジタルなサウンド・プロセシングを駆使したビートメイク/プロデュースで高い評価を得てきた。 しかし、2020年頃に長野に拠点を移して以降はコンピューターによる制作をやめ、現在はモジュラーシンセサイザーを使った音の探求に没頭しているという。 情報過多でストレスフルな東京から抜け出し、自然に囲まれた長野へ。 さまざまなソフトウェアやプログラミング環境を駆使したデジタルな表現から、アナログな電気信号を制御するモジュラーシンセによる実験へ。 このふたつの変化は、生活と制作をまたいで少なからずシンクロしているように思える。 JEMAPURの長野の自宅兼制作拠点を訪問し、ここ数年で迎え