2006年9月、総務省は屋内における高速PLCに関わる関係規則などを改正・制定した(関連記事)。これを受けて12月には、松下電器産業から国内初となるPLCアダプタが発売された(関連記事)。 理論上は190Mbpsもの転送速度を、実効速度で30Mbps以上の性能を持つという製品だ。すでに編集部でサンプル品によるテスト、清水氏によるテストも行なわれており、読者の方にも御馴染みのものであろうと思う。 一方、PLCにおける問題は利用する環境の影響を非常に受けやすいことだ。そこで今回、軽量鉄骨の集合住宅(要するにアパート)の筆者宅で、どの程度の性能が出るか、そして気になる無線への影響について確認をしてみた。 ■ パッケージは小さめ まずはいつもどおりパッケージから確認してみたい。入手したPLCアダプタは、松下電器産業のスタートパック「BL-PA100KT」である。オープンプライスとなっているが、実売