右肩の故障から復帰したヤクルト・由規投手(26)が24日・中日戦(ナゴヤドーム)で6回途中4安打5四球2失点と粘投。2011年9月3日・巨人戦(神宮)以来実に1786日ぶりの白星をあげた。13年に肩にメスを入れ、今季途中まで育成選手に降格しながら奇跡の復活を遂げた舞台裏には、父、母、兄、弟との深い家族愛がある。仙台市でタクシー会社を経営する父・佐藤均さん(55)は、息子がリハビリ中だったころもボンネットに背番号『11』を描いた“由規タクシー”を走らせ続けてきた。 (宮脇広久) 5年ぶりに1軍で白星をあげて臨んだヒーローインタビュー。スタンドから大きな声援が飛んでくる中、由規は淡々と振り返った。 「試合が終わった瞬間は、素直にホッとしました。今こうしてファンのみなさんの前でしゃべっていて、少し感極まっています」 2007年高校生ドラフトで、ヤクルトに1位指名された際の会見で家族に感謝しながら