熊本地震の影響で運転見合わせが続いていたJR豊肥線の阿蘇(熊本県阿蘇市)―豊後荻(大分県竹田市)駅間の25・3キロが復旧工事を終え、9日から運転を再開した。阿蘇から大分方面へは84日ぶりに列車でつながった。 阿蘇駅では式典の後、再開後初となる午前9時45分発別府(大分県)行きの九州横断特急61号が、大分に観光PRに行く阿蘇市観光協会の3人ら計6人を乗せて出発。10分後には別府発の同62号が到着した。宮地駅(阿蘇市)から乗った幼稚園児ら約50人がホームに降り、市観光協会関係者らからパンフレットなどを受け取った。 別府駅から乗ったという大分市の会社員菅達也さん(47)は「地震発生以後、阿蘇に来るのは初めて。よく遊びに来ているので、この日を待っていた」。阿蘇市観光協会の稲吉淳一会長は「夏休み前に大分から阿蘇まで列車が通って、観光客を受け入れるイメージができた。うれしいの一言だ」と語った。 九州横
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