京成電鉄は、100%子会社である新京成電鉄を2025年4月1日付で吸収合併することを2023年10月31日(火)に開いた取締役会で決議しました。 左から新京成電鉄8800形、8900形、N800形、80000形電車(からのち/写真AC) 人口減進む千葉北西部 効率化が不可避 会社法の定めにより株主総会の承認を得る必要のない簡易吸収合併で、存続会社は京成、消滅会社は新京成です。 京成電鉄は、成田山新勝寺への参拝電車として京成電気軌道の社名で1909年(明治42年)に設立されました。押上駅を起点として路線を段階的に西へと延ばし、京成成田駅まで開通したのは1930年(昭和5年)のことです。増加する通勤需要に対応するため、1933年(昭和8年)に上野公園駅(現在の京成上野駅)を開業、1960年(昭和35年)には日本初の地下鉄相互乗り入れを開始しました。 京成を象徴する空港特急「スカイライナー」の運