韓国代表監督に元柏の洪明甫氏が就任 韓国サッカー協会は２４日、同国代表監督に元代表主将でＪリーグの柏などで活躍した洪明甫氏（４４）の就任を発表した。任期は２年。 日本と韓国が共催した２００２年Ｗ杯で主将として韓国のベスト４進出に貢献した。指導者としても昨年のロンドン五輪で韓国男子の監督を務め、銅メダルを獲得した。Ｊリーグでは１９９７年から０１年まで平塚（現湘南）と柏でプレーした。 Ｗ杯アジア３次予選途中の１１年１２月に就任した崔康煕氏は、ことし６月１８日の最終予選で本大会出場が決定した後に契約期間満了で退任が発表された。（共同）

【バレーボール】パナの伊東が負傷　全治２週間 ◆バレーボール　全日本男女選抜大会（１日、大阪市・ボディメーカーコロシアム）　プレミアリーグ男子のパナソニックの伊東勇樹選手（２５）が試合のセット間の練習中に、コートの損傷部分が腹部に刺さって負傷した。大会実行委員会は、搬送先の病院で刺さった木片を除去する手術を受け、全治２週間の見込みと診断されたと発表した。 実行委によると、伊東選手は愛知・星城高戦のセット間のレシーブ練習で、ボールを追ってヘッドスライディングした際に、ささくれていたコートの床板で負傷した。大会側はその後、コートの損傷部分にテープを貼る応急処置を施して試合を続行。全試合終了後に点検と補修作業を行った。 実行委は「このような事故が起きるのは、知る限りでは日本の大会では初めて」としている。

【ＮＰＢ】前代未聞！オープン戦で記録配信できず 日本野球機構（ＮＰＢ）は７日、プロ野球公式記録配信システム「ＢＩＳ」を正常に作動させられないため、２３日から始まるオープン戦は記録配信を行わないと発表した。１７、１８日のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表と広島、西武との強化試合も記録配信をしない。配信開始予定日は３月２９日の公式戦開幕日としている。 ＢＩＳは公式戦の各種記録を蓄積し、契約した報道各社などにデータを配信している。ゲームソフトでも利用されている。下田邦夫事務局長は「契約各社、最終的にはプロ野球ファンにご迷惑をおかけして非常に心苦しい。公式戦に向けて最大限の努力をする」と話した。 ＮＰＢは、データ処理を業務委託してきた電通から昨年１１月に契約解除通知を受け、システムの移管を受けた上で独自運用を目指していた。

８年間で約２３００万円の不正流用…Ｆ東京 サッカーＪ１のＦ東京を運営する東京フットボールクラブは３１日、男性経理部長（５５）による経費の不正流用について阿久根謙司社長らが謝罪会見を行った。 同社長によると、この経理部長は２００５年から１２年までの８年間で約２３００万円の会社経費を居酒屋やクラブでの飲食代として私的に流用。昨年１２月に同部長の空出張が発覚したため、過去の領収書を調べ直したところ不正流用が明らかになった。 この男性はクラブが立ち上げられた１９９８年から経理部長を務め、最終決裁権限者であることから、これまで不正流用が見つからなかったという。クラブではこの日付で解任し、出向元である東京ガスは懲戒解雇。全額本人が弁済し、反省していることなどからクラブでは刑事告訴は行わない方針だ。 ２８日にクラブから大東和美チェアマン（６４）が報告を受けていたＪリーグではこの日、「厳重注意処分」とし、

パナ受け皿チーム・和歌山がＮＢＬ参入…バスケットボール バスケットボール男子の日本リーグに代わる国内トップリーグとして来年９月２８日に開幕するナショナルリーグ（ＮＢＬ）が１９日、東京都内で最高責任者会議を開き、今季限りで休部するパナソニックの受け皿として和歌山県に新設されるプロチームの参入を承認した。ＮＢＬは予定通り１２チームでスタートする。 新チームにはパナソニックの日本人選手の約半数が移籍する意思を示しており、同社の協賛も受ける。来年１月に運営会社を設立する古川靖章氏は「勝つ。経営を黒字にする。シンプルなことを目標にする。地域の生活にとけ込むチームにしたい」と述べた。 ＮＢＬの概要も発表され、日本リーグの北海道、リンク栃木、日立、トヨタ自動車、東芝とｂｊリーグの千葉が東カンファレンスに、日本リーグのアイシンと三菱電機、同２部の兵庫とデイトリック、新チームの熊本と和歌山が西カンファレンス

Ｊリーグ、１５年夏からの新シーズン制移行見送り Ｊリーグは１０日、臨時実行委員会を開催し、１５年夏からの新シーズン制移行を見送ることで合意した。１６日の理事会で決定する。今後はリーグ内に「戦略検討会議」を設置し議論を継続。大東和美チェアマンは「個人的な意見だが、将来的な移行を前提として話を進めたい」と話した。 Ｊリーグは５月から８月開幕→５月閉幕（１～２月は中断）の「夏春制」への移行を検討してきたが〈１〉移行前年度は１・５年間のシーズンに〈２〉自治体の年度と異なり競技場確保が難しい〈３〉降雪地での開催困難―など問題点が山積。特に〈１〉に関しては数百億円の赤字も予想されており、大東チェアマンは日本サッカー協会への資金補助を求めていく考えを示した。 １４年からは国際Ａマッチデーが秋に集中し、１５年からはアジア・チャンピオンズリーグが秋開幕になる可能性が濃厚。現在の日程のままでは優勝や残留争いの

デーブが２軍監督に就任…楽天 楽天が９日、来季の２軍新体制を発表した。大久保博元１軍打撃コーチ（４５）が２軍監督に就任し、礒部公一２軍打撃コーチ補佐（３８）が外野守備走塁コーチとなり、沖原佳典ファームディレクター（４０）が打撃コーチに就任した。１３日からスタートする。 球団は当初、大久保打撃コーチを１軍ヘッドに昇格させるプランを持っていたが、星野監督がこれを拒否。その後、選手たちからの球団への訴えなどもあり、１軍から外すことは決まったが、三木谷オーナーの強い意向で２軍監督に落ち着いた。 大久保コーチの後任には田代富雄２軍打撃コーチ（５８）が就任し、仁村徹２軍監督（５０）も１軍昇格が決定的。今季限りで解任された本西外野守備走塁コーチのポストには、オリックスの佐竹学外野守備走塁コーチ（３６）を招へいする見込みだ。

Ｃ大阪、なでしこリーグに参入へ Ｃ大阪の女子チーム「Ｃ大阪レディース」が来季、なでしこリーグ参入を目指していることが１４日、分かった。来季からチーム数を最大１６に増やす方針の「なでしこチャレンジリーグ（２部相当）」への加入申請を行っており、今後の理事会で承認されれば、正式に加入が決まる見通し。 Ｃ大阪レディースは、女子サッカーの普及を目的に、０９年１１月にＣ大阪Ｕ―１５レディースとして発足。現在は関西リーグ１部に属している。発足当初から、将来的になでしこ参入を目指しており、１期生の中学３年生が高校生となり、チャレンジリーグがチーム数増を行うこのタイミングで、参入を目指すことを決めた。 Ｃ大阪は、ロンドン五輪男子代表にＭＦ山口、扇原、ＦＷ杉本と３人の育成組織出身者を送り出した。マンチェスターＵのＭＦ香川らも輩出しており、育成には定評がある。９月１日に中学３年生を対象とした選抜テストを行い、選

横浜Ｃ、香港進出へ！補強の目玉は元代表の藤田 Ｊ２横浜Ｃが香港１部リーグに参入することが１７日、分かった。同リーグの標準流浪（ビウチュン・レンジャース）の運営権を買い取り「横浜ＦＣ香港」として９月の開幕から参加する予定だ。Ｊクラブの海外進出はシンガポールリーグの「新潟シンガポール」に次ぐ２例目。補強の目玉として元日本代表ＭＦ藤田俊哉（４０）にオファーを出したことも判明した。 藤田は昨季限りで千葉を退団したが、現役続行を視野に入れてトレーニングを継続中。「横浜ＦＣ香港」のほかシンガポールのクラブやフットサルのアグレミーナ浜松からもオファーが届いている。 横浜Ｃと標準流浪はクラブ間合意に達しており、１９日のＪリーグ理事会で承認される見込み。香港に別のチームを持つことで若手の育成や人材交流の活性化が期待できる。さらにリーグは秋春制のため、開幕前には主力選手の出場も可能。特に元日本代表ＦＷ三浦知良

ＧＫ練習にバレーボール導入！恐怖心排除だ…鹿島 宮崎キャンプ中の鹿島が、ＧＫ練習にバレーボールを導入することが１１日、分かった。今季からＧＫコーチに就任した古川昌明コーチのアイデアで、サッカーボールより軽いボールを使うことでけが防止、恐怖心排除につながり、「至近距離での１対１を防ぐときに、正しいフォーム作りもできる」（同コーチ）という。 また、近年増加傾向にある無回転シュートへの対策もできる。「今はセンタリングでも、簡単にボールがぶれてしまう。その不規則な回転を練習で体験していれば、試合でも対応しやすくなる」。多くのＧＫコーチに指導を受けてきたＧＫ曽ケ端も「これから楽しみですね」と話していた。

「よしもと」がサッカー界進出　なでしこ高槻に出資 吉本興業の事業子会社、よしもとクリエイティブ・エージェンシー（以下吉本）が、２年ぶりになでしこリーグ（１部）に復帰した高槻に共同出資し、運営会社を設立することが１９日、分かった。２月中に正式発表される。チームは株式会社に改組し、チーム名も「スペランツァＦＣ大阪高槻」（略称＝大阪高槻）として大阪唯一のなでしこクラブをアピールしていく。 吉本はサッカー評論家・永島昭浩氏らをマネジメントしたり、プロアイスホッケーの日光と提携したりしているが、サッカークラブの運営に乗り出すのは初めて。Ｗ杯優勝により、特にＩＮＡＣ勢のメディア露出が急増したことで女子サッカービジネスに注目した。今後は所属タレントで大阪・茨木西高女子サッカー部ＯＧの南海キャンディーズ・しずちゃん（３２）との合同トレーニングなども検討するという。 高槻は１４年をメドに、Ｇ大阪の傘下に収ま

２０１３年シーズン導入、ライセンス制度の概要公表 Ｊリーグは１７日、東京都内で２０１３年シーズンから導入する「クラブライセンス制度」の概要を公表した。 競技、施設、人事組織、法務、財務と五つの基準を設け、満たさなければライセンスが交付されず、リーグに参加できない。競技場の入場可能人数（Ｊ１は１万５０００人、Ｊ２は１万人）を満たすことや観客席の３分の１を屋根が覆うこと、マーケティング担当者や下部組織の責任者を置くことを義務づけるなど、達成が必須の４７項目を含め、全５６項目からなる。 中でも財務基準は日本独自の規則が設けられた。直近の３期連続で赤字となった場合や、債務超過になったクラブにはライセンスが交付されず、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）など下位リーグへ降格となる。Ｊリーグによると、１０年度終了時で、Ｊ１は４、Ｊ２は６の計１０チームが債務超過になっている。

なでしこＬ・狭山、来季にもＪ１大宮傘下に なでしこリーグで、ＩＮＡＣ神戸と対戦するエルフェン狭山イレブン Ｊ１大宮と、なでしこリーグ１部の狭山が、来季にも“合体”することが１２日、分かった。両クラブは同じ埼玉県を本拠地にしており、大宮は狭山にＧＭとトップチームの監督を派遣するなど関係を強化。なでしこジャパンの佐々木則夫監督（５３）が、かつて、大宮の前身・ＮＴＴ関東の監督を務めていた縁もあり、今夏のロンドン五輪終了後に新監督就任のオファーに発展する可能性も出てきた。 地元に愛される総合クラブを目指して、大宮が狭山との“合体”に向けて動き出した。早ければ来季にも「大宮レディース」として傘下に入る予定。大宮幹部は、なでしこリーグ関係者に対して「これまで以上に結びつきを強化していきたい」と話している。Ｊリーグ幹部も「大宮と狭山の話は聞いている。Ｊの理念とも合致するので喜ばしいこと。元々結びつきの強

福島大熱唱！！立命撃破…バレーボール ◆バレーボール　全日本大学選手権第２日　▽男子グループ戦３Ｇ　福島大２―立命館大（７日・東京武道館ほか）　男女のグループ戦と決勝トーナメント１回戦が行われた。男子の福島大（東北１部２位）がグループ戦で立命館大（関西１部７位）に２―０で勝利し、シードで決勝トーナメントへ進出。“笑い”の力で上位進出を目指す。なお、決勝トーナメント１回戦で男子の東北学院大（東北１部３位）と女子の福島大（東北１部３位）などが勝利し、２回戦へ駒を進めた。 福島大は攻撃的なサーブとコンビバレーで第１セットを先取すると、ジュースにもつれこんだ２セット目も連取。接戦を制し、小川宏監督（４７）は「全国大会でも小さくならず、のびのびとプレーしていた」と目を細めた。 笑いを力にする。試合前の公式練習では、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」を全員で熱唱して跳び上がり、「ＴＲＡＩＮ―ＴＲＡＩＮ

なでしこ・宮間、ＡＦＣ年間表彰でＭＶＰ！佐々木監督も受賞 ＡＦＣの女子年間最優秀選手賞に輝いた宮間はＦＩＦＡ・ブラッター会長からトロフィーを贈られた 【クアラルンプール（マレーシア）２３日】なでしこジャパンＭＦ宮間あや（２６）＝岡山湯郷＝が、当地で行われたアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）年間表彰で日本人３人目の女子最優秀選手賞を受賞した。最優秀監督賞は、佐々木則夫監督（５３）が女子日本代表監督として初受賞した。 宮間は、日本が初優勝したＷ杯のアシスト王。「驚きの受賞。支えてくれた人たちに感謝したい」と英語で喜びを表した。個人の賞には興味がないと公言し、「練習時間がもったいない」と自叙伝の執筆やテレビ出演のオファーを断るほどだが、今回ばかりは「チームの一員として大きな賞をもらえることは名誉」と笑顔を見せた。 ＡＦＣ年間表彰で最優秀監督賞を受賞し謝辞を述べるなでしこジャパン・佐々木監督 来年のロン

東海大・菅野、まさかの強行指名に涙　父は強い不信感…日本ハム１位 会見の席上、涙をこらえるように上を見上げた東海大・菅野 ◆東海大・菅野　智之投手　プロ野球のドラフト会議が２７日、東京都内のホテルで行われ、最速１５７キロ右腕、菅野は巨人と日本ハムから１位指名され、日本ハムが交渉権を獲得した。巨人は昨年１２月から１位指名を表明していたが、単独指名はならず、抽選に敗れた。菅野は伯父である原辰徳監督（５３）が指揮を執る巨人入りの夢を抱いていた。会見では笑顔はなく、胴上げなども急きょ、中止となった。原監督は「くじを引く状況にならないと信じていた。非常に残念」と言葉を絞り出した。 驚きと悔しさが入り交じっていた。菅野は会見中、目を潤ませた。交渉権を獲得したのは、プロを志すきっかけをくれた伯父・原監督が率いる巨人ではなく、指名を予想もしていなかった日本ハムだった。 神奈川・平塚市の東海大での指名後会見

東京Ｖ存続承認…八王子に移転へ Ｊ２の東京Ｖが来季から東京・八王子市内に拠点を移すことが２９日、分かった。Ｊリーグはこの日、臨時理事会で経営再建を目指す東京Ｖの今季の収支計画と来季の予算（約８億１５００万円）を承認し、来季の存続が決定。Ｊリーグの事務局長と兼務していた羽生英之社長が東京Ｖの社長に専念することも決まった。複数の関係者の話によると、現在使用している東京・稲城市のよみうりランドから今年いっぱいで撤退し、八王子市内に拠点を構えるという。 この日、新体制で計１３の企業と個人が株主となることが明らかになった。筆頭株主がスポーツクラブなどを運営するバディ企画研究所で、約３分の１の株式を保有。「八王子に拠点を移すことがバディの条件」と関係者。さらに、よみうりランド内のクラブハウスの年間使用料で折り合いがつかなかったこともあり、来季からクラブハウス、練習場などの拠点を筆頭株主のバディ―が事業

「湘南シーレックス」今季限りで消滅…横浜 横浜が来季から２軍の「湘南シーレックス」を「横浜ベイスターズ」に戻す方針を固めたことが１日、分かった。２日に都内で行われるプロ野球実行委員会で方針を示す意向だ。 「１３番目の独立したプロ野球チーム」として誕生した湘南が、今季限りで消滅する。２軍の名称やユニホームなどを１軍と同じものを使うことを決めた。球界では２軍の東西格差解消を目的に、イースタンとウエスタン両リーグの交流戦開催を検討中。球団内では「湘南では、どこのチームか分かりづらい」の声もあり、横浜への地域密着を強く訴える加地球団社長の下、今年から湘南のあり方が検討されていた。 湘南は２０００年に１軍との差別化によるチームの活性化、地域密着の推進を目的に誕生。当時、球界では初めてファームで独自の球団名を採用した。ユニホームなどを１軍とは異なるものを使用することで、若手選手の意識向上を促し、観客へ

遠藤を抱いて眠れ　本人手渡し抱き枕発売…Ｇ大阪 ２大会連続でＷ杯に出場するＧ大阪の日本代表ＭＦ遠藤保仁（３０）の抱き枕が発売されることが２８日、分かった。「遠藤保仁　夢抱き枕」と名付けられた珍グッズは、等身大とまではいかないが、縦１４５センチ、横４５センチもあるビッグな一品だ。価格は税込みで１万６０００円。申し込み期間は、６月１日から初戦のカメルーン戦が行われる同１４日までで、７月１９日に大阪・吹田市内のクラブハウスで本人から手渡され、遠藤ファンにとっては、たまらない“特典”付きだ。 Ｗ杯期間中には手元に届かないものの、注文された個数しか製造されないため、活躍次第ではプレミア商品になるかもしれない。