危機管理連絡会議で対応を指示する溝口善兵衛知事(右)=29日午後10時17分、松江市殿町の県庁、小林一茂撮影 島根県安来市の養鶏場で、鳥インフルエンザへの感染が疑われる鶏が見つかり、農林水産省が「高病原性」と判断した。県は関係機関への連絡などの対応にあたった。 島根県では29日夜、危機管理連絡会議が開かれ、溝口善兵衛知事や担当者が集まった。溝口知事は「拡大を未然に防ぐよう最大限の努力をしたい」と述べ、「一般人が近づかないように周知しないといけない」などと指示した。 「鶏が5羽死んでいる」。養鶏農家から県に通報があったのは同日午前8時ごろ。鶏舎内でまとまって死んでいた。鶏の移動規制の範囲は半径10キロとなる。同県東出雲町内の1軒の養鶏場(1万5千羽飼育)や、隣の鳥取県内の3軒が含まれるとみられる。島根県は29日昼過ぎに鳥取県へ連絡した。 ◇ 10月に北海道でカモのふんから毒性