アニメ「サクラクエスト」の舞台 南砺市が、同市内のアニメーション制作会社「P.A.WORKS(ピーエーワークス)」が手がけるアニメ「サクラクエスト」の舞台になっている架空の都市「間野山市」と姉妹都市の調印を行うことになった。間野山市のモデルが南砺市とされることが提携のきっかけで、現実とアニメの世界を融合させた地域振興を進める。10月に調印式を行い、アニメを参考に観光などについて考えるシンポジウムも開催する。 サクラクエストは、毎週土曜深夜にチューリップテレビで放映中で、観光や地域振興などをテーマにした物語。観光協会で働く女の子たちがまちおこしに奮闘しながら成長する姿を描いている。 間野山市として描かれる舞台は南砺市がモデルで、ファンの間では作中に登場する風景や駅などがよく似ていると話題になっているという。また、アニメのテーマが「まちおこし」と、現実世界と共通性が多いことから、南砺市が製作委
【ワシントン=中島達雄】細胞に強い刺激を与えただけで作製できる新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の開発に理化学研究所と共にかかわった米ハーバード大の研究チームが、脊髄損傷で下半身が不自由になったサルを治療する実験を進めていることを30日明らかにした。 研究チームの同大医学部・小島宏司医師によると、脊髄損傷で足や尾が動かなくなったサルの細胞を採取し、STAP細胞を作製、これをサルの背中に移植したところ、サルが足や尾を動かせるようになったという。 現在、データを整理して学術論文にまとめている段階だという。研究チームは、人間の赤ちゃんの皮膚からSTAP細胞を作る実験にも着手。得られた細胞の能力はまだ確認中だが、形や色はマウスから得たSTAP細胞によく似ているという。
短編の冊子を長編につけ、賞を逃した作品も「隠し玉」に……文芸出版社がユニークな文庫の売り方を試みている。単行本不振が続く中、小説の出版にどんな変化が起こっているのか。 通常の文庫が既にあるのに、「限定版」と銘打つ真梨(まり)幸子『殺人鬼フジコの衝動 限定版』(徳間文庫)が刊行されたのは、昨年3月のこと。 悲惨な少女時代を送った女性が、邪魔者を次々手にかけていく『~フジコ~』は、2011年5月の文庫化後、衝撃のラストシーンが評判を呼び、「いやミス(人間の本質を突く嫌なミステリー)」ブームも後押ししてヒット。発行部数33万部に達し売れ行きが落ち着いたころ、徳間書店は、続編につながる書き下ろし短編を本編とセットにして出版した。 一般の小説では異例の試みだったが、約50万部に売り伸ばす結果に。販売企画部の嘉本(かもと)冨士夫さんは、「情報過多の社会になって、一つの作品が売れた作家さんも、必ずしも次
今年3月、福岡県粕屋町の大型商業施設で主婦ら2人が刃物で刺された事件で、強盗致傷罪などに問われた広島県尾道市、無職橋本一男被告(66)の裁判員裁判の初公判が31日、福岡地裁であった。 検察、弁護側は妻(60歳代)との心中を決意した被告が「別府の老舗温泉ホテルに泊まりたい」という妻の最後の願いをかなえるため、犯行に及んだことを明らかにした。 冒頭陳述などによると、被告は生活保護を受けていたが、借金返済で食事も満足にとれず、仕事も見つからない状況に絶望。心中を決意し、3月に練炭を積んだ車で大分県別府市に出かけた。 犯行前夜、妻がホテル名を挙げて「泊まりたかった」とつぶやいたが、所持金が宿泊料に1万円足りなかった。 3月9日、被告は車で福岡県粕屋町の大型商業施設へ。買い物中の主婦の両足を小刀で刺してバッグを奪ったうえ、近くにいた男性の腕や足も刺し、逃げようとしたが現場で取り押さえられた。2人はそ
子どもたちや親族、近隣の住民は何度も“SOS”を発していたが、行政側は幼い命を守ることができなかった。 専門家は「行政がもっと踏み込んだ対応をしていれば、事件を防げたはず」と指摘している。 親族によると、亡くなった小学4年の野本晃輝君(9)と小学2年の妹鈴菜ちゃん(7)が、母親の小百合さん(28)らとともに江戸川区で暮らし始めたのは昨年9月。父親(34)の不動産会社への転職に伴い、福岡県から引っ越してきたという。 区などによると、晃輝君は社会科見学などの学校行事に興味を示し、鈴菜ちゃんは縄跳びが得意だった。すぐに学校になじんだが、小百合さんの精神状態が不安定になり、子どもたちも次第に休みが目立つようになったという。昨年12月には、寒い中、上着も羽織らずに、路上で泣く晃輝君の姿を住民が見掛けていた。 今年1月には、父親が仕事上のミスを苦に自殺。近所の女性が先月、2人だけで手をつないで犬の散歩
希望者全員を65歳まで再雇用することを企業に義務づける高年齢者雇用安定法改正案に対し、経済界が強く反発している。 改正案は、より長く働いてもらうことで、年金制度を維持しやすくするのが狙いで、2013年度導入を目指す。経済界は、一律に全員再雇用を義務づければ職場の士気が下がり、人件費負担も膨らみかねないと訴えている。 改正案は、労使が合意した場合は企業が再雇用対象者を選ぶ基準を設けられる現行規定を廃止する規制強化が柱だ。3月9日に閣議決定され、今国会に提出された。年金支給開始年齢の段階的引き上げによって、定年後に給料も年金も受け取れない人が出るのを防ぐ狙いがある。 現在、企業は、定年後の再雇用を希望する社員に対し、健康状態や働く意欲、人事考課などを目安とする社内基準に沿って選んでいる。希望者の大半を再雇用しているが、厚生労働省の11年の調査によると、定年を迎えた約43万5000人のうち、1・
大津市の越直美市長が28日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に「考えていることがメディアを通じては伝わらない」など、日本の報道への批判をつづった。 英語でも「世界中でなの? それとも日本だけ?」と書き込んでおり、越市長は取材に「真意が伝わらない報道があり、支持者向けに書いた」「海外の友人に聞きたかった」と説明した。 越市長は28日朝、自身のフェイスブックに「日本のメディアは、何でこうなんだろう、と思うことが多々あります」「自分自身で発信していく必要性を改めて感じました」と書き込んだ。また、「I am so frustrated at Japanese media(日本のメディアにはがっかりした)」と英語でつづった。 越市長は取材に「書いてある通りで、それ以上でも以下でもない」と、具体的な理由は語らなかった。フェイスブックは自分で管理しているといい、「(公私を)切り分けるか、検討
学校での柔道事故を巡っては、受け身の習得が不十分なまま投げ技練習に参加したり、頭を打った後に適切な救急措置を受けられなかったりした生徒が死亡するケースが後を絶たない。 名古屋大の内田良准教授(教育社会学)によると、柔道事故で死亡した中学、高校生は1983~2010年度の28年間に全国で114人(中学39人、高校75人)。中高ともに1年生が半数以上を占め、計14人が授業中の死亡例。また、後遺症が残る障害事故も83~2009年度で275件あり、3割は授業中だった。 中学の部活動における競技別の年間死者数(2000~09年度の平均、10万人当たり)を見ると、柔道が2・376人で、2番目のバスケットボール(0・371人)に比べても圧倒的に多い状況だった。死亡原因の大半は頭部外傷で、内田准教授は「首の筋力などが未発達なうちに、安易に立ち技や乱取りを行わせるのは危険」と警鐘を鳴らす。
茨城県の女子高生らが新たな化学現象を発見し、権威のある米専門誌に論文が掲載されることが決まった。 専門家は「高校生の論文掲載は世界的な快挙。今後は彼女らの実験結果を、プロの化学者が後追い研究することになるだろう」とたたえている。 茨城県立水戸第二高の数理科学同好会に所属し、今春までに卒業した小沼瞳さん(19)ら5人で、2008年2月の金曜日、「BZ反応」という実験を行った。酸化と還元の反応を繰り返すことにより、水溶液の色が赤と青に交互に変わる。 その日、水溶液の色は想定通り赤で動かなくなった。メンバーは器具を片付けないままカラオケへ。ところが月曜日に実験室に戻ると、液は黄色くなっていた。 予想外のことで、観察を繰り返した結果、赤青の変化が一度止まった後、突然、始まった。全く知られていない現象だったが、試薬の条件が整えば、5~20時間後に変化が再開することを突き止めた。
石川県かほく市大崎の大崎海岸で27日夜、砂浜に掘られた落とし穴(約2・4メートル四方、深さ約2・5メートル)に転落した金沢市湖陽、会社員出村裕樹(ひろき)さん(23)と、妻の里沙さん(23)が死亡した事故で、穴掘りの最中に「穴が深すぎて危険なのではないか」という指摘がメンバーからあり、穴の底に複数枚のマットを敷いていたことが29日、捜査関係者への取材でわかった。 県警は、当事者たちが危険だと認識していた可能性が高く、重過失致死の疑いがあるとみて、里沙さんや友人らの立件を視野に詳しく調べている。 捜査関係者によると、落とし穴作りは、9月1日に誕生日を迎える裕樹さんを驚かせようと、里沙さんが発案し、友人の男女6人を誘ったという。里沙さんらは27日昼過ぎから約5時間かけて穴を掘った。その後、底にマット数枚を敷き、上部は畳約6畳分のブルーシートで覆い、夕方以降、危険防止のために目印を立てていたとい
今夏の節電対策の一環として時間単位の年次休暇を「シエスタ休暇」と名付け、職員に取得を勧めている岐阜県に対し、県職員労働組合連合会は15日、「シエスタはスペイン語で『昼寝』の意味。職員がサボっているようでイメージが悪い」と、名称を使わないように要望した。 県は、以前からある時間単位の年次休暇に「シエスタ」の名を付け、7月以降、電力使用量がピークとなる午後1~3時にかけての取得を推奨。同月1日から14日の間、全職員の5分の1にあたる延べ837人が利用した。 名称のユニークさに加え、原発事故後の節電対応としてフランスやシンガポールなど海外のメディアにも取り上げられたが、県職員労働組合連合会は「昼寝のために休暇を申請した人はいない」と反発。 職員からは「仕事が暇で昼寝しているという誤解が広がっている」などの声が相次いでいるといい、内記淳司(ないきじゅんじ)・中央執行委員長も「名前だけが独り歩きして
鈴木敏夫プロデューサーの人間操縦術は恐ろしいほどです。最初に驚いたのは打ち合わせの少なさでした。多岐にわたる仕事をかなり細かいところまでチェックしているのに、それほど忙しそうではないのです。まあ、要するに自分でいろいろ考えて仕事をしてくれるひとばかりなのです。 鈴木さんのまわりには優秀なひとが集まるなあと感動していたのですが、そんな単純なことでもありませんでした。よくよく鈴木さんを観察すると、問題点の指摘とかはしても、相手に直接的な指示やお願いは一切やろうとしないのです。自分と一緒に相手にも考えさせるのです。自分の意見を押しつけはしませんが、鈴木さんが納得のいく意見が相手からでてくるまでひたすら待ち続けます。重要なテーマの場合は何時間かかろうが、結論がでるまで会議をやめようとしません。 鈴木プロデューサーのすごいのは相手の行動を思うままに操るのではなく、思うままに動くように相手の思考をあや
宮崎吾朗(みやざき ごろう)=左 1967年、東京都生まれ。信州大学卒業後、建設コンサルタントとして、公園緑地計画などに携わった後、2001年から05年まで三鷹の森ジブリ美術館で館長を務めた。06年「ゲド戦記」で監督デビュー。「コクリコ坂から」は監督2作目の作品となる。 川上量生(かわかみ のぶお) 1968年、愛媛県生まれ、京都大学工学部卒業後、ソフトウエアの専門商社勤務を経て、97年株式会社ドワンゴを設立、着メロやニコニコ動画などの新規事業を起こす。今年1月からスタジオジブリで修行中。 スタジオジブリの新作「コクリコ坂から」が7月16日に公開される。企画と脚本を宮崎駿さんが手がけ、監督は「ゲド戦記」以来5年ぶりに宮崎吾朗さんが務めた。勝負作となる2作目に挑んだ吾朗さんに、今年1月からジブリで見習い修行中のドワンゴ会長、川上量生さんがインタビューした。(依田謙一) 「ファンなんですよ
静岡県内の今夏の富士登山で、県警山岳遭難救助隊の出動回数が、過去最悪ペースで推移していることがわかった。 富士宮口登山道では2008年の7、8月に過去最悪の13回を数えたが、今年はお盆前の8日ですでに14回。御殿場口、須走口を管轄する御殿場署もすでに6回と、07、09年の8回を上回る勢いだ。背景には、携帯電話の普及で手軽に救助を要請できるようになったことや、登山ブームで準備不足の登山者が増えたことなどが挙げられる。 7月17日夜、東京都の男性(60)が6合目で道に迷い携帯電話から110番した。「その場にとどまるように」との県警の指示を無視して自力で下山し、翌朝発見された。捜索に出向いた御殿場、富士宮署員らは無駄足を踏まされた。 富士宮署幹部によると、救助の要請から救助隊の到着までは早くても4~5時間かかる。「事情を話すと登山者の半数近くは、自力の下山を選択する」といい、要請のハードルが下が
かつて一世を風靡した伝説のディスコ「ベルファーレ」の跡地に、ネットとライブが融合するエンターテインメントの「聖地」を――。動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ(東京・中央区、小林宏社長)は12日、東京・六本木に完成した次世代型ライブハウス「ニコファーレ」のオープニングセレモニーを行い、報道陣に公開した。本格的なオープンは18日からで、こけら落としには、「東方神起」や「AKB48」らが参加する。 ニコニコ動画は2006年12月からサービスを開始して以来、順調に会員を増やし続け、現在では約2250万人がID登録している。有名人らによる「生放送」が優先的に楽しめる有料(月額525円)の「プレミアム会員」も約130万人が加入し、2010年には黒字化を達成した。ニコファーレは、こうしたネットライブ事業をさらに強化するための拠点となる。 ニコファーレは収容人数最大380人で、約3000人を
音楽ニュース Mr.Children、約27万人を動員した全国ツアー終了 (5月17日) 2月19日愛知・日本ガイシホールよりスタートした「Mr.Children Tour 2011 SENSE」が、5月15日(日)京セラドーム大阪公演をもって大盛況のうちに幕を閉じた。全国約27万人を動員。(5月17日) [全文へ] テレビ&ラジオニュース 春の連ドラ 記者座談会(上) (5月17日) 東日本大震災で撮影中断となった作品もありましたが、春の連続ドラマがようやく出そろいました。2日間にわたる恒例の記者座談会。今回は9作品が対象です。(5月17日) [全文へ] ニュース 朝海ひかるとTOKIO城島、NEWS加藤が舞台共演 (5月16日) NEWSの加藤成亮、TOKIOの城島茂が兄弟役を演じる舞台「6月のビターオレンジ」の製作発表が13日、都内で行われ、加藤、城島をはじめ、共演の朝海ひかる、
こんにちは、磯崎哲也です。本日はベンチャー企業を育てる「インキュベーター」について考えてみましょう。 ネットやIT系の企業については、ベンチャー企業を立ち上げる投資額は非常に小さくなりつつあります。同じ性能のハードウエアのコストが数年で半減する「ムーアの法則」と、実用に堪えるオープンソース(無料)のソフトウエアの増加により、10年前に比べて、同じことをやる場合の投資額の桁が1つ2つ小さくて済むようになってきているわけです。 するとどうなるか。 全体として、資金を供給する投資家よりも、資金の提供を受ける起業家の立場の方が強くなります。(もちろん、「イケてないベンチャー企業でも簡単に資金調達できる」なんてことがあるわけはないので、あくまで「全体」「マクロ」で見た場合に、そうした方向の構造変化が起こっているという話です。) このため、投資家は、成長の見通しが確実になって来たミドル、レイターと
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