ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと Summon,WorldCat Local,Primo Central,EBSCO Discovery Service。膨大な学術情報をセントラルインデクスと呼ばれるデータベースに集積することで,高速な検索を可能にしたウェブスケールディスカバリーサービス(CA1772参照)が登場してはや5年になる。 現在セントラルインデクスは数億件から十数億件という規模に成長しているが,その中身は“不透明”である。ディスカバリーサービスの導入機関にとっては,どんなコンテンツが含まれているのか,抄録や本文まで検索できるのか,表示されているメタデータがどのデータベースに由来するのか,なぜこういう表示になっているのかなどが重要であるが,現状この点が曖昧である。一方,ディスカバリーサービスにコンテンツを提供する出版社やデータベース会社の側には,利用増加などの